高血圧の原因はアルコールって嘘?ほどほどの摂取で身体ケア
高血圧とアルコールって何か関係があるのでしょうか?
お酒好きは血圧が高い人が多いとよく言われていますが、アルコールは一切飲めないという人でも高血圧の人はいますよね?
そんなにアルコールって悪者なのでしょうか?
高血圧の原因としてよく言われるのが塩分、老化、肥満、ストレス、運動不足、遺伝などと言われていますがアルコールも高血圧の一因なのでしょうか?
そこで、アルコールが本当に高血圧の原因になっているのかを調べてみました。
- アルコールは血圧に良い事も悪い事もある
- アルコールと同時に摂取するものが原因にも
- アルコールは程々が吉
高血圧で悩んでいる方は、ほとんどの場合何が原因なのかがわかっていない場合が多いようなので、危険因子と思われるものを一つ一つ検証する事が大切なのではないでしょうか。
アルコールは体に良い?悪い?
そもそもアルコールって体に悪いものなのでしょうか?
まあ確かにお酒を飲むと次の日に二日酔いになって頭痛がしたり吐き気がしたりと体に良い作用を起こしているとは感じにくいですよね。しかも酔っぱらうと気が大きくなったり攻撃的になったり羞恥心が無くなってしまったりと、自分で自分の体をコントロールできなくなりますよね。
少なくともアルコールは健康ドリンクとは決して言えないものですよね。
しかし本当にアルコールは体に悪いものなのでしょうか?
その答えは良いものでもあるし悪いものでもあります。
又、アルコールと高血圧の関係ってどうなっているのでしょうか?
本当にアルコールは悪い飲み物なのかを解説したいと思います。
アルコールがもたらす良い点
まずはアルコールがもたらす良い点についてみてみましょう。
お酒を飲むと酔っぱらって気持ちがよくなりますよね。フワフワとして気も大きくなり笑い上戸や泣き上戸になっちゃう人もいます。
ストレスが溜まりやすい現代では時には感情を思いっきり出してストレス発散することは決して悪いことではないですよね。
血圧の点から見れば、アルコールを摂取すると血管が広がり血圧を下げる効果があると言われています。ただし飲みすぎると逆に血圧をあげてしまいます。
アルコール30mlの摂取で血圧が3mmHg上昇すると言われています。
30mlとはビール大瓶1本、日本酒1合ぐらいです。
したがって一口程度のアルコールは逆に血圧を下げるため飲んでも大丈夫と言うことになります。
アルコールの悪い点
しかしお酒好きの人は一口程度で収まらないことがほとんどですよね。
アルコールを多く摂りすぎると逆に血圧が急激に上昇してしまいます。特に日本人はアルコールに弱い民族ですので、自分では強いと思っていても動悸やめまい、頭痛などを感じたら急激に血圧が上昇している恐れがあるため直ちにアルコールの摂取をやめた方が良いです。
また肥満の方は高血圧になりやすいです。何故ならアルコールは意外とカロリーが高くまた一緒に摂ることが多いおつまみも油物や塩っ辛いものが多いため、高血圧になり易く、太ってしまう傾向にあります。
お酒を飲んだ後に締めのラーメンなどは美味しいのはわかりますが、出来るだけ我慢しましょう。
お酒+おつまみ+ラーメンですと、どう考えてもカロリーオーバーなのは一目瞭然です。「わかっちゃいるけどやめられない~」など言っている場合ではありませんし、それはご自分でも薄々わかっているはずです。
現実から目をそらしていてはいけません。自分の身は自分で守るしかないのです。
また降圧剤を服用している方はお酒と一緒に薬を飲むことは絶対にやめましょう。
少量のアルコールは血圧を下げる作用があるので、血圧を下げる薬と一緒に飲むことで血圧が下がりすぎる可能性があります。
また降圧剤の影響でアルコールが分解されにくくなり、頭痛や発汗、嘔吐などが起こる可能性もあります。
飲酒はほどほどに
飲酒は絶対悪いという訳ではありませんが、その量が問題なのです。
本当にたしなむ程度なら血圧を下げる作用もありますので、高血圧気味だという方は一口程度のアルコールはOKと言うことになります。
何事もほどほどにすることが大切なのですね。
まとめ
アルコールは気持ちがよくなりますし好きな人はとても好きですよね。
しかし浴びるほど飲んでしまっては血圧だけでなく内臓にも良くないですし、頭が痛くなったり吐き気がしたりと日常生活に支障が出てしまいます。
健康であればこそアルコールも美味しく感じますし飲み会もとても楽しいものになります。
ほどほどのアルコールで元気で楽しい毎日を過ごしましょう。