熱中症?救急車を呼ぶ・呼ばないの判断基準とタイミングは?
夏も近くなってきたこの季節。
不安になるのは暑さからくる熱中症ではないでしょうか?
自分が熱中症になるのも、周囲の人がかかるのもどちらも遭遇したくないとは思いますが、もし遭遇したら早めの対処が必要です。
そんな時、一番問題になってくるのが、救急車を呼ぶのか、呼ばないのか。
そして呼ぶとしたらどんなタイミングで呼ぶのかということだと思います。
家でおじいちゃんが倒れている!熱中症っぽいけど救急車呼んだ方が良いの?
それとも、安静にしていれば良くなるの?
救急車呼ぶと大ごとになって近所の迷惑に・・・
救急車を呼ぶ、呼ばないの判断って?
救急車を呼ぶというのは結構一大事ですし、事が大きくなりますのでよく考える判断材料が必要になります。
この記事では、そんな状況に遭遇した時の為の処置についてお話したいと思います。
救急車を呼ぶか呼ばないかの判断基準は?
ではまず一番大切な、救急車を呼ぶのか呼ばないのかを決める判断基準というのはどんなものなのか確認しましょう。
この判断基準で一番大切なことは「意識があるかどうか」です。
もしない場合や、意識が朦朧としているようであればその場ですぐに救急車を呼ぶようにしましょう。
また、声をかけてみて反応がない場合や、おかしな返答が返ってくる場合も救急車を呼んだ方がいいでしょう。
救急車を呼ぶタイミングは?
では、救急車を呼ぶタイミングですが前項のようにもし意識がない、意識が朦朧としている場合はその時点で救急車を呼ぶようにしましょう。
出来るだけ早い方がいいです。
一方で意識がある場合は、ある程度処置をしてみて判断しましょう。
例えば処置の最中におかしな言葉を発する、又は声をかけてちゃんとした返答が出来ないようであれば救急車を呼んでください。
また、意識があっても自分で水分補給することが難しい場合や、ある程度の応急処置をしたにもかかわらず回復する見込みが見られない場合も救急車を呼んだ方がいいでしょう。
救急車が来るまでにできる処置
さて、救急車を呼ぶことが出来たら到着するまでの時間は出来る処置をするようにしましょう。
熱中症の症状
熱中症の主な症状をまず確認しましょう。
軽い症状の場合
めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返りが挙げられます。
要注意
痙攣、体に力が入らない、まっすぐ歩けない、身体が熱い時は要注意です。
重症
呼びかけに対して反応がおかしい、意識がない、汗をかいてないのに身体が熱い、吐き気、ズキンズキンとする頭痛などは重症に当てはまりますので注意が必要です。
応急処置
涼しいところに移動
外であれば木陰など日の当たらないところ。屋内であればクーラーのきいた涼しい部屋に移動させましょう。
服を緩める
スーツを着ている人であればネクタイは外し、ジャケットも脱がせ、シャツはボタンを緩めましょう。
身体を冷やす
体内の熱を下げます。もしあれば氷嚢で脇の下、首の後ろ、太ももの付け根を冷やすようにします。また肌に直接水をかけるのもいいでしょう。
水分補給
熱中症は暑い環境における脱水症状が原因です。
水でもいいですか、出来れば経口補水液やスポーツドリンクがよりいいでしょう。
塩分が含まれている方が回復は早くなります。
ただ、意識障害が出ている場合や、自分で水を飲めない場合は、水分か気道に流れてしまう可能性もあります。
また、吐き気がある場合は無理に飲ませる必要はありません。
このように出来るだけ救急車が来る前に、処置しておけばこの後大事に至らないかもしれませんし、もしかしたら回復する可能性もありますので放置しないようにしましょう。
まとめ
救急車を呼ぶとなると、呼ぶ方もついつい緊張してしまいがちです。
パニックにならない為にも、救急車を呼ぶ方がいいのか呼ぶ必要がないのか見極める必要があるのです。
そして、救急車を呼ぶにしても呼ばないにしても応急処置は必要です。
また、熱中症になった人も意識がある場合突然のことで慌ててしまう可能性がありますので、安心させる為にも冷静に対処してあげましょう。
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