熱中症になったらどうする?身の周りで起きた場合の対処法
毎年夏が近づくとテレビ番組やニュースでは熱中症の話題で持ちきりになりますよね。
今日も熱中症で搬送されたニュースをやっていた
うちの子もスポーツ部なのでやはり夏は心配
おじいちゃんもよく散歩に出るので心配
熱中症にならないように気を付けているけど、なったらどのように対処すればいいの?
熱中症に気をつけなきゃと対策を練る方は多いですが、熱中症になってしまった人を見かけたらどう対処をしたらいいのかご存知ですか?
意外に自分や家族がかからないようにするにはどうしたらいいかという事はよく調べるのですが、かかってしまった後の対処を知らない人が多いようです。
今回はそんな熱中症になってしまったひとを周囲で見かけた場合どうしたら良いのかをお話しいたします。
熱中症が疑われる症状
まず、熱中症が疑われる症状には7つの段階があります。
この段階でどのくらい危険かどうかを判断して、早い対処が必要になります。
第一症状から第七症状まで見てみたいと思います。
第一症状
めまい、顔が熱い
まず、めまいや立ちくらみ、顔が火照って熱いと感じているようであれば怪しいかもしれません。
腹痛を伴う場合もあります。
第二症状
筋肉痛や筋肉の痙攣
手足の痺れや、こむら返り、筋肉が痙攣してピクピクしている状態は熱中症の特徴です。
第三症状
身体がだるい、吐き気がある
身体が重たく感じたり、だるいと感じる場合は熱中症の疑いがあります。
吐き気や嘔吐も熱中症の特徴です。
第四症状
汗がとまらない、汗をかけない
汗の書き方が通常とは違う感覚がある場合は熱中症の可能性が高いです。
例えば、暑いはずなのに汗が全く出ない。もしくは拭いても拭いても止まらないのは熱中症と思ってもいいでしょう。
第五症状
身体の表面が熱い
身体を触ってみると熱い。
皮膚が乾燥して赤みを帯びていれば熱中症の特徴です。
第六症状
意識がない、反応がなく、呼びかけても起きない
呼びかけに対して、反応がなかったりおかしな回答が返ってくる。
また、まっすぐ歩けない、ひきつけを起こしているなども熱中症です。
第七症状
水分を飲み込めない
自分で水分補給出来ないだけでなく、飲み込む事も出来ない場合はかなりの確率で熱中症です。
この症状の数字が大きければ大きいほど危険度合いが変わってきます。
第六、第七症状の場合は出来る限り早く病院に運びましょう。
まず患者をどうすればいい?
ではこの様な症状の家族や他人が周りにいた場合どうしたら良いのでしょうか?
まずはとにかく熱中症の方を涼しい場所、クーラーがきいているところなどに移動させ冷やしましょう。
ベルトやネクタイなど締めつけているものがある場合は全て緩めましょう。
そして水分補給をさせます。出来れば電解質やスポーツドリンクがいいです。それを一通り終えたら患者の様子をよく観察して次の行動を判断します。
状況を見極め安静か救急車
始めの応急処置を終えたら、冷静に状況を見極め、安静にするか、救急車を呼ぶかを判断します。
この判断に大切な判断基準が3つあります。
1.意識があるか
→ない場合は直ぐに、救急車を呼びましょう。
2.水分を自力で飲めるかどうか
→飲めない場合は、医療機関へ急ぎましょう。
この場合は救急車でも、連れていけるひとがいれば直接病院でも構いません。
3.症状が良くなったかどうか
→ならない場合は医療機関へ急ぎましょう。
この場合も2.と同様で救急車でも個人でもいいですが、早めに向かいましょう。
もし大丈夫であればそのまま安静にして休ませて下さい。落ちついて回復したら帰宅させましょう。
熱中症が疑われる人がいた場合の対処法まとめ
熱中症になると明らかに通常と違う身体の不調が出る
早め早めの対処が大事
熱中症は体内に熱がこもるのでとにかく涼しい所へ
水分も取れない場合はすぐに病院へ
熱中症にかからない事が一番ですが、もしあなたの前で誰かが熱中症で倒れたらどうでしょうか。
それが知り合いじゃない場合もあれば、会社や家族の中で起こる可能性だってあります。
特に高齢者は暑い屋外だけでなく、室内でも熱中症になる場合も多くありますので、いつ何処で誰がどうなるかはわからないのです。
そんな時、慌ててパニックになってしまったんじゃ手遅れになりかねませんよね。
このちょっとの知識を知っているか知らないかでその場の状況が大きく変わるのです。
是非この機会に熱中症をよく知り、対策だけでなく誰かがそんな状況に陥った時は冷静に応急処置ができるようにしておきましょう。
今年も大人気の熱中症チェッカーが便利です。
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暑い夏の時期のお散歩時にはもちろん、犬の散歩に常備している方も多く、数値として表れるので目安として非常に重宝します。
熱中症予防に是非、おじいちゃんや子供に持たせたいですね。
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