へバーデン結節とリウマチは似た症状だが3つの大きな違いがある

指が痛い
指が腫れてきた
手の指第一関節に違和感
これはリウマチ?
それともへバーデン結節なの?
突然の関節の痛みや、異常を感じると多くの方がリウマチを疑います。
どういう訳か、リウマチの方が有名で耳にすることが多い気がします。
多くの方の認識では老人性の関節の痛みや病気=リウマチなのではないでしょうか?
そもそもへバーデン結節と言う言葉を知らない人の方が多いのかもしれませんね。
一説にはへバーデン結節を発症している方は300万人とも言われていますが、自分の指の症状がへバーデン結節であると認識していない方も相当数いる為、正確な数値は不明なのです。
関節の異常症状はリウマチに違いないと間違った認識をされている方が多くいるはずです。
そういう私もスーパー銭湯のお風呂の効能や整体マッサージなどで知っていた程度ですが、よく見かけるのはリウマチだと思います。
その為、関節に異変を感じるとリウマチかもと疑う人が多いのですが、へバーデン結節とリウマチは結構はっきりと特徴に違いがあります。
今回はこのへバーデン結節とリウマチとのいくつかの違いについてお話をしたいと思います。
へバーデン結節は第一関節、リウマチは第二関節
この違いをお話するときに一番分かりやすい違いというのは症状が現れる部位にあります。
関節が痛んだり、変形するとリウマチと考えてしまうものですが、へバーデン結節は第一関節に起きます。
一方でリウマチは第二関節に起こるのが特徴です。
その為、へバーデン結節は手の親指から小指にかけての第一関節に起こるのが特徴で、リウマチは第二関節ですので第二関節のない親指には何も起こることがありません。
その為、親指で判断するとより分かりやすいでしょう。
リウマチの特徴的な症状とは
そもそもリウマチとはギリシャ語の「流れる」から来ています。
痛みと炎症を引き起こす悪い毒素が血管を通して体中に「流れていく」ことです。
その悪い毒素が関節の軟骨や骨を破壊していく症状が俗にいう「関節リウマチ」です。
リウマチの特徴は指の関節だけかというとそういうわけでもありません。
関節であれば身体中どこでも症状が出る可能性があります。(指の場合は第二関節)
ただ多く見られるのはやはり手足の指の関節になります。
そしてリウマチのわかり易い特徴として、朝起きてから30分以内に症状が出ることが多く、昼間や夜は症状が緩和、もしくは痛みがないことがほとんどです。
また女性に見られることが多く8割のリウマチ患者は女性だと言われています。
その為全く男性に見られない症状だというわけでもありません。
指を酷使しているような人はリウマチにかかる可能性もあります。
典型的な症状は、朝起きて手のこわばりやだるさを感じる、左右対称の指の関節、腕の関節が痛み、腫れる症状であり、酷くなると変形する場合もあります。
ただ、単関節型と呼ばれる右手の人差し指だけ、左膝だけなど左右対称でない場合もあります。
また、合わせて微熱、疲労感、だるさ、体重減少、食欲不振も症状として出ることがあります。
血液検査でリウマチはわかる
ではこのリウマチはどう判断はするのでしょうか?
実はリウマチは血液検査で診断が可能です。この検査では主に4つの観点からリウマチと判断します。
炎症の程度を調べる
これは血沈で確認します。血液中の赤血球が一定期間でどのくらい沈むかを調べるものになります。
1時間を目安にすると正常値で男性が10mm以下、女性が20mm以下になります。
リウマチだと判断される方は50mm以上、重度だと100mm以上見られることもあります。
リウマトイド因子
これは100パーセントの確率で、正しく陽性反応が出るわけではありませんのであくまで指標として判断されています。
リウマチにかかると身体の細胞や組織に対する抗体が生まれます。
その一つがリウマトイド因子です。この値が高いとリウマチの可能性が高くなるわけです。
ただ、健康な方でも陽性と出ることがままある為、確実性に欠けます。
CRP
CRPとはC反応性タンパクでリウマチの関節炎の程度を表す値です。
正常で0.3mg/dL以下、リウマチ患者はそれ以上であり、酷い場合は、10mg/dLを越えることがあります。
抗CCP抗体
環状シトルリン化ペプチドと呼ばれる抗体で、早期でも確認出来る抗体の為、早期診断に使われています。
この抗体が多く見つかった患者は、関節破壊の進行が早くなる傾向があります。
へバーデン結節はX線でわかる
一方ヘバーデン結節はX線で診断することが可能です。
主にX線画像で判断するのは、第一関節であること、関節の隙間が狭くなっていないか、骨と骨がぶつかってコブができていないか、骨棘が出来ていないかというところです。
リウマチと大きく違いがあるのは第一関節か第二関節かというところですので、へバーデン結節は主にX線で診断します。
又、へバーデン結節はリウマチのように悪い毒素とは関係は無く、ホルモンの影響と言われています。
>>ヘバーデン結節の4つの原因!ホルモンバランスの崩れが有力?
へバーデン結節とリウマチの違いまとめ
- へバーデン結節もリウマチも痛みの症状が似ている
- しかしへバーデン結節は第一関節、リウマチは第二関節
- リウマチは血液検査で判明する炎症物質の影響
- へバーデン結節はX線でわかるホルモンの影響からの関節変形
リウマチもヘバーデン結節も症状としてはかなり似通っている部分も多く判断が難しいかもしれません。
またリウマチの方が名前を比較的知られていますので、リウマチと思いがちですが、様々な判断材料の違いがありますので医師に相談してきちんとした診断を受けましょう。
へバーデン結節に悩む方は関連記事をご覧ください。

「隠れた国民病」と呼ばれ推定患者数300万人~500万人と言われているのが指の関節が変形する症状のへバーデン結節です。
推定とされるのはその症状が出ているにも関わらず放置している高齢者が多いからです。
あなたの周りを見て下さい。
高齢のお母さんやパート先の年配女性、趣味サークルのお友達など、へバーデン結節でありながら、放置し諦めている方が必ずいるはずです。
・歳だからしょうがない
・老人病だから諦めている
女性として本当にそれでいいのですか?
へバーデン結節でゆがんだ指は「私は老人です!」と宣言しているようなものです。
顔は若づくりしごまかしが効きますが、手はごまかしが効かず年齢が出るのはご存知ですよね。
へバーデン結節の原因は特定されてはいませんが、閉経などによるホルモンバランスの崩れから起こると考えられています。
閉経前後から対策しないとあの人のような指になってしまいますよ!
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