何故中年になると寝ている時足がつりやすくなるのでしょうか?
中高年の皆様、ここ最近足がつりやすいなと感じることはありませんか?
またそれはいつも決まって寝ている時が多くありませんか?
寝ている時に足が急にビーンとなると何よりびっくりしますし、そのせいで再度眠りにつくのが難しくなって睡眠不足になっている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんね。
足がつるってそれだけであれば大したことなくても意外に痛みが強いのも特徴ですよね。
そしてここ数日足がつることが多くなると身体に異常があるのではないかと不安になることもあるのではないでしょうか。そんな足がつるメカニズムを知り、安心して眠れる環境作りに励みましょう。
- 中年は足がつりやすい
- それは寝ている時に襲われる
- 規則正しい食生活と適度な運動を心掛ける
- それでも改善しない場合何か病気が隠れているかも
確かに若い頃は過度な運動で足がつる事はありましたが、どうして中年になると寝ている時ばかり足がつるのだろうかと私はずっと疑問に思っていました。
しかもひどい時には足がつった後もう大丈夫と思い寝ると又同じ場所がつったりするのは本当に痛く辛いものです。
きっと中年の皆様も同じような悩みをお持ちのはずです。
足がつるメカニズム
足がつるメカニズムってご存知ですか。身近で起きる現象のわりには意外に知られていないのがこのメカニズムです。
足のつる理由はいくつかありますが大きく分けて4つです。
まず1つ目が筋肉疲労です。次に血行不良、ミネラルの不足、そして水分不足です。
筋肉疲労は運動のしすぎも当てはまりますが、逆に運動不足でちょっとした負荷がかかっただけで足がつってしまう方もいます。
また血の巡りが良くないことによって足がつることもあります。血が循環しないことによって足の方に血液がいかないと筋肉がこわばってしまい、足がつってしまいます。冷え性の方は気をつけた方がいいかもしれません。
そしてミネラルの不足というのはここではカルシウムとマグネシウムの事を主に言います。カルシウムは筋肉に作用し、神経伝達の役割を果たすのですが、これが不足するとこの働きが活動しなくなってしまいます。そしてマグネシウムはこのカルシウムの量を調節する役割を担うのですがマグネシウムが不足するとこの調節がうまくいかなくなり筋肉に異常をきたすようになってしまうのです。
そして最後の水分不足ですが、これはミネラルと同様で汗をかき水分不足になるとミネラルも流してしまうからです。水道水はどうしてもミネラルが不足がちなのでミネラルウォーターを飲むようにしましょう。この4つが主な原因で、筋肉の収縮を引き起こしてしまい足がつるようになるのです。
何故中年は寝ている時につる?
では何故寝ている時につってしまうのでしょうか?
若い場合は運動の最中に汗をかき水分やミネラル不足に陥ってその場でつる事もありますが、中年の場合は運動不足が原因の可能性が高いので、一番足がつりやすい寝ている時に起こる時間に起きやすいのです。
何故寝ているときに起きやすいのかというと、足がつる時というのは筋肉が弛緩している時になります。ほとんどの方が寝ている時って仰向けですよね。
仰向けで寝ると自然とつま先が伸びます。つま先が伸びるとふくらはぎの筋肉が縮んだ状態になるのです。また寝ている時は足の底に力が入っておらず圧力がかからない為、筋肉の緊張を調節出来ず、足がつりやすくなるとも言われています。
足のつり対策は?
では、どうしたらこの足のつりを止める事が出来るでしょうか。まず運動不足を解消しましょう。
中年の方はやはり運動不足がちなので激しい運動ではなく、少し長く散歩をする、階段を使うなど筋肉を使うように意識してみましょう。運動をすることで冷えや、代謝の低下、血流をよくすることにも繋がります。ただ激しい運動をしてしまうとまたそれはそれで足をつる原因になります。適度な運動に留めましょう。
また動脈硬化による血行不良と冷えが原因になりがちなので血行をよくすることが重要です。冷えないようにシャワーではなくお風呂につかる、身体を芯からあっためる。寝る前にマッサージをするというのも一つです。お風呂の後にすぐマッサージをするとより効果的です。
中年になると偏った食事になりやすく、過食、または小食になることで必要な栄養素が摂取出来ていない可能性もありますのでバランスのとれた食事をしてミネラル不足にならないように気をつけるようにして下さい。
まとめ
足がつる現象は中年の方に限った事ではありません。
ただやはり足のつる原因を考えると、中年の方は足をつりやすい要因が整っているように思います。
今、寝ている時の足のつりに悩まされている方は是非対策をとってみましょう。
少し怖いのはこの足のつる現象がなんらかの病気の可能性もあるという事です。運動やマッサージなどを行い、それでも全然改善の見込みがない場合は病院に行って調べて頂いた方がいいでしょう。