排尿痛?女性の病気で多いその症状は膀胱炎かもしれませんよ!
女性でおしっこをした時に、下腹部が「痛い!」と感じたことがある方はいませんか?
普段はどこも痛くないのに、おしっこをするとなんだか痛くてトイレに行くのが怖い事ありませんか?
排尿痛を感じるということは、やはり何らかの病気の可能性があります。
そこで女性に起こる排尿痛について詳しく解説したいと思います。
女性の排尿痛の症状とは
女性は尿道が短く、肛門から近い位置にあるため、感染症を引き起こしやすくなっています。
排尿痛を感じる時は何らかの感染症の可能性があります。
排尿痛といっても痛みを感じるところが違う場合があります。
腰が痛い場合や叩くと痛みを感じる、尿の出初めに痛みを感じる場合や排尿の終わりに痛みを感じる場合もあります。
一瞬、キュンとした痛みを感じるパターンやうずくまってしまうほどの激しい痛みを感じるパターンもあります。
排尿痛に加えて熱が出たり、尿が濁ったり残尿感がある、頻尿、全身のだるさなどが伴う場合もあります。
この様な症状が現れた場合誰もが不安になりますよね。
考えられる排尿痛の原因は何の病気?
膀胱炎
女性の排尿痛の原因で一番多いのが膀胱炎です。
男性にはめったに起こりません。
ストレスや風邪などで免疫力が弱まると、膀胱の粘膜に細菌が感染して膀胱炎になることがあります。
またおしっこを長時間我慢していると膀胱炎を起こすこともあります。
尿が濁り、排尿の終わりごろにキュッとした痛みが走ることがあります。
残尿感や頻尿の場合も、膀胱炎の疑いがあります。
腎盂腎炎
腎臓は尿を作り出す機能を持つ内臓です。
この腎臓および腎臓内にある腎盂が細菌に感染して炎症を起こすことを腎盂腎炎といいます。
症状としては38℃以上の高熱が出たり、腰が痛くなったりする場合があります。
腎盂腎炎は膀胱から尿道に尿が逆流すると起こりやすくなります。尿管結石が原因の時もあります。
尿道炎
尿道炎は尿道に細菌が感染して炎症を起こす病気です。
症状は尿に膿が混じる、又は尿道に不快感や残尿感、時には痛みを伴う場合もあります。
尿道炎は自覚症状が乏しい場合があり、放置しておくと尿道膀胱炎や尿道が狭くなってしまうこともありえます。
病院の受診は何科?
排尿痛や残尿感、尿の濁りがある場合は、ほとんどが膀胱や尿道が細菌に感染していることが考えられます。
抗菌薬を一定期間使用すれば軽い症状の場合はすぐに治ります。
まずは排尿痛が何の原因で起こっているかを突き止めて、感染している細菌を特定してあった抗菌薬を処方してもらうのが早道です。
尿トラブルは基本的に泌尿器科を受診すればいいでしょう。
高熱が出て耐えがたいほどの痛みを感じる、血尿が出た時は内科の先生に相談しても大丈夫です。
ストレスが原因なら心療内科でもいいですが、まずは泌尿器科で何が起こって排尿痛になるのか、あるいは感染している細菌の種類を調べてもらうのが良いでしょう。
排尿痛は大きな病気が隠れている場合もあり、早めに治療を開始すれば数日程度の投薬で収まることもあります。
尿に関する病気は女性が恥ずかしがって病院に行くことを躊躇する場合がありますが、早めに治療をした方が本人にとっても良いことだと思いますよ。
自分自身のためにも早めに治療を開始しましょう。
まとめ
- 女性は身体の構造上排尿痛になりやすい
- 排尿痛の原因で一番多いのは膀胱炎
- 腎盂が細菌に感染して炎症を起こす腎盂腎炎もある
- 細菌が感染して炎症を起こす尿道炎もある
- 尿のトラブルはまずは泌尿器科に受診
- 早期治療で回復する事が多い
私は以前に膀胱炎になったことがあるのですが、気のせいかと思ってしばらく放置していました。
しかし残尿感はあるしトイレは近いし、排尿痛があるのでトイレに行くのが恐怖でした。
どうしても違和感があるので泌尿器科に行くと、あっさり膀胱炎であると診断され薬を渡されましたが、1~2度程度薬を飲んだだけであっという間に症状が改善されました。
言われてみれば、おしっこも濁っていて身体からのサインが出ていたのに治療が遅れてしまいました。
人間の身体は不思議なもので不調が起こる前には大体なにかしらの予兆があるものなのです。
その予兆を見逃さない事が大事です。
排尿痛がある場合は、自然治癒は難しいので早めに病院で診察してもらいましょう。