これは本当に加齢臭?別の病気が隠れているサインかも!
加齢臭は早い人で30代から、平均的には50代位から始まると言われています。
臭いの強さは人によりますし、臭わない人は全く臭わない人もいますよね。
ただやはり多くの方が加齢臭に悩んでいることから、ある程度の年齢を越えたらしょうがないと思うかもしれません。
そんな加齢臭ですが、臭いからといって加齢臭と断定してしまうのは早いかもしれません。
もしかしたらその臭いの裏に病気が隠れているサインの可能性があるのです。
汗がアンモニア臭
まず、汗の臭いがアンモニア臭がする場合です。
アンモニア臭と言えばおしっこの臭いなどがそれに当てはまりますね。
体からおしっこの臭いなんてと思うかもしれませんが、この臭いに悩む人は結構います。
特に女性によく見られる傾向があると言います。
アンモニア臭がするということはやはり尿の排出に問題があるということが大きな原因。
尿と言えば、肝臓や腎臓です。
肝臓や腎臓が何らかの影響で弱まると、排出されるはずの尿が血液にまわり、体臭として現れてしまうのです。
尿というのは、肝臓で尿素にし、腎臓ですくい取り尿として排出します。
その為、肝臓もしくは腎臓に異常があるとアンモニア臭が体から漂ってしまうわけです。
そしてこの原因はとても身近な習慣にあります。
まずは暴飲暴食やお酒の飲みすぎは肝臓にも腎臓にも負担がかかってしまいますので、飲みすぎ食べすぎには気をつけなければいけません。
また、冷えや運動不足による血行不良なども原因になります。
血行不良をおこす可能性のある疲れも原因になります。
また、ただ運動をすればいいというわけではありません。
運動といっても無酸素運動はアンモニア臭の原因になります。
有酸素運動が体に良いというのは結構有名な話ですが、逆に無酸素運動は体に負担が大きいので注意が必要です。
無酸素運動で代表的なのは筋トレですね。
無酸素になることで血液にも酸素がいかなくなり汗を作る過程が有酸素とは異なる為アンモニア臭を発する原因になってしまうのです。
体臭が魚臭い
体臭が魚臭くて悩んでいる人もいます。
体臭が魚臭い場合、注意が必要です。
高い可能性でトリメチルアミン尿症、別名魚臭症候群にかかっているかもしれません。
これは文字通り、魚の腐った臭いが特徴ですが、先天性も後天性もあり治療が難しいと言われている難病になります。
健康には特に問題はないのですが、この臭いのせいでかかった人に大きな悩みを与えています。
この病気は酵素が体内に不足している事で食べ物を消化した時に発生するトリメチルアミンを分解することが出来ず、そのまま汗や尿に排出される為悪臭を放つと言われています。
特に治療法はないため、トリメチルアミンを発生させやすい魚介類や、乳製品、豆、肉、卵などの摂取を控える事くらいしか出来ません。
頭が脂臭い
そして頭が脂臭い、または古い油の臭いがすることがあります。
これはいわゆる加齢臭に近い臭いかもしれません。
この臭いが頭からするのであれば加齢臭ではなく、別に原因があります。
まず、頭が脂臭くなるのは頭皮に原因があります。
頭皮の皮脂量がちゃんとコントロールされていないと臭いが発生してしまいます。
皮脂の異常分泌により頭皮が脂っぽくなるのも、乾燥のしすぎでも頭皮環境が悪くなるので臭いの原因となります。
また皮脂量以外にも、皮脂腺内で脂肪酸が酸化することにより臭いが発生する事もあります。
そんな酸化した古い皮脂は雑菌やカビを好み繁殖しやすい環境を整えてしまうので注意が必要です。
皮脂量コントロールは洗いすぎに気をつけることや、頭皮に優しいシャンプーに変えてみるなどの工夫が必要です。
また、頭皮の酸化には生活習慣が大きく影響しています。そのため、ストレスや、食生活を見直す必要があります。
くさい臭い=加齢臭というわけではない
ある程度年齢を重ねると、当事者も周りの人もついついくさい臭い=加齢臭と結びつけてしまいがちです。
ただだからといって全く加齢臭が関係ないといったらそういうわけではありません。
加齢臭自体、生活習慣や、食生活が原因になりますので密接に繋がっているともいえます。
ですが、加齢臭に気を取られすぎて体の異変に気づけないのはとても危険だと思いましょう。
まとめ
今回は加齢臭の裏に潜む別の病気についてお話致しましたが、やはり気づかない事が多いです。
臭いが気になるなと思ったら、加齢臭と決めつける前に考えられる原因や病気のサインと疑うようにして予防策を考えましょう。
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