【熟年離婚】夫から離婚を切り出す4つの理由とは?

最近はバツイチ、バツニは珍しくなくなっていますよね。

それも熟年離婚、つまり結構長く連れ添っていたのに中高年になってから離婚した、という人も増えてきています。

熟年離婚と言えば、夫が定年退職を迎えた日に家に帰ると、妻が離婚届を置いて出て行ってしまった、なんて話を聞きますよね。

残された夫は茫然として、なぜ妻が出て行ってしまったのかよくわからないという人も多いです。

ところが最近では夫の方から離婚を切り出すことも増えているのです。

近所の旦那さん最近見かけないと思ったら出て行っちゃたらしい

一見仲好さそうだったけど・・

喧嘩の声がよく聞こえていた・・

何故夫の方から熟年離婚を切り出すのか、その理由についてみてみましょう。

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年々増える熟年離婚件数

熟年離婚
誰しも結婚した時は、一生この人と一緒に過ごすつもりでしたよね。

最初から離婚するつもりで結婚する人などいないものです。

ところがいざ一緒に暮らしてみると、相手の欠点が目につきだし争いが耐えなくなり、やがては口を利くのも顔を見ることさえ嫌になってきたという人もいることでしょう。

それはそうです、元は全くの赤の他人なのですから、お互いを全てわかり合える事など無理な話です。

多かれ少なかれ、誰でも相手の欠点や、ここだけはどうしても嫌!などあるはずです。

離婚したくとも子供がいるので、シングルだと経済面でも肉体面でも子育てするのが難しいと感じます。

仕方なく、子供が大きくなるまでお互い何とか我慢しているという仮面夫婦も多くいます。

昔離婚は恥とされてきた時代もありましたが、現在では離婚も人生の選択肢の一つとして前向きにとらえる人も多いです。

結婚生活20年以上で離婚した場合を熟年離婚とすると、離婚した夫婦全体の17%が熟年離婚となります。

昭和60年の熟年離婚は約20,000組だったのに対して、平成28年は約38,000組と2倍近くになっています

離婚理由としては、女性も働きやすくなったので金銭的にゆとりがあり離婚を切り出しやすくなったというのが挙げられます。

熟年離婚を夫から切り出す4つの理由

離婚理由は、人によっては様々ですがよくあるのが夫の浮気やDVなどに妻が耐えきれずに離婚を切り出すパターンです。

しかし最近では夫の方から離婚を切り出すことも増えてきています。

夫から切り出す理由としては

価値観の違い

性格の不一致とも言えますが、妻が掃除をしない、料理をしない、自分の趣味ばかり優先する、子供の教育方針など、大切にしたい事柄のズレに夫が耐えられなくなってしまったということが挙げられます。

そもそも価値観は違って当たり前なのです。

育ってきた環境も違えば、地域性も違います。

結婚というものはお互いどこまで相手を認めて我慢できるかの我慢比べです。

芸能人の離婚会見でも「価値観の違いが離婚の原因です」などありますが、それは単なる言い訳で我慢ができなかったというだけの事です。

妻が不倫していた

浮気をするのは何も男性だけではありません。

妻の不貞を知ってしまったので離婚したいと考える夫もいます。

しかしこれには夫側にも問題があるかもしれません。

仕事最優先で家庭をかえりみなかったり、セックスレスで妻がずっとさびしい思いを持っていたかもしれません。

夫に新しいパートナーができた

浮気というより、妻より新しいパートナーと家庭を持ちたいと強く願って離婚を切り出すケースがあります。

ドイツの科学者で西洋史上最も有名な格言家と言われたリヒテンベルクの言葉に結婚とは?をよく表す言葉が有ります。

恋は人を盲目にするが、結婚は視力を戻してくれる

男女の出会いでは女性は化粧で自分を化かし、男性は普段以上に着飾りまるで狐と狸の化かし合いのようになります。

お互いに表面上は理想像を作りあげることによって、盲目になってしまいます。

「もうこの人以外の人は居ないに違いない」と目をキラキラさせて結婚するわけですが、実際結婚すると理想の世界から現実の世界に引き戻されます。

お互いの距離が近くなる事で相手の嫌な所を嫌でも見ることになってしまいます。

結婚とは相手の現実を直視すること、すなわち視力を戻してくれる事なのです。

その現実を受け止める事が出来ない人は、又恋の盲目状態を夢見て浮気したり、不倫して現実から目を逸らし理想の相手を求めたいと行動するのです。

新しいパートナーを求めたいと願う人はいつまでも夢見る乙女(王子様)でいたいのです。

その為二度、三度と離婚を繰り返してしまうのでは?

自由になりたい

お小遣いは制限され、しょっちゅう嫌味を言われたり自分の好きなことに時間を使うことすらできなくて、夫は自分の家にいてもリラックスできないので、妻の呪縛から逃れたいと思って離婚を切り出すこともあります。

「自分には居場所が無い」など言われる方がいます。

しかし唯一の自分の場所が

便所が私が唯一家でくつろげる場所だ
ベランダ
ドラえもんのように押入れ

悲しすぎる・・・

けど現実的にはこのように感じている旦那さんは多いのです。

近年夫が家事をこなす為離婚しても困らない

中年男性家事
昔は仕事一辺倒だった夫は、いきなり一人になり家事を一切自分でしなければいけなくなり、離婚すると困った事態になっていました。

しかし、近年はコンビニも普及していますし家電も使いやすく便利なものがたくさん出ています。

食事も一人分ぐらいならお惣菜やお弁当でも大丈夫ですし、近頃は無洗米もあり、水を入れて炊飯器のスイッチを入れるだけでご飯だって炊けちゃいます。

ロボット掃除機もありますし、乾燥機まで付いている洗濯機ならスイッチ一つで洗濯だってできちゃいます。

家事代行サービスも普及していますし、案外、男の人の方がきれい好きだったりします。

最近は料理男子も増えている事ですしとりあえず離婚しても家事に困らない人が増えているので離婚に踏み切る男性が増えているのかもしれません。

妻が普段気を付けるべき事

たとえ冷めきっている夫婦だったとしても、熟年離婚をするということは妻もそれなりに年を取っているわけです。

若い頃より体力・気力が落ちています。いきなり世間に放り出されて一人で余生を生きていくのはつらいです。

まずはよく話し合ってみましょう

話し合いはとても大事な事です。夫婦関係の亀裂には会話が減っている事が原因の一つです。

お互いにどこに不満があるかなどがわかれば改善策も見えてきます。

何十年も一緒に暮らしてきたのですから、解決策は必ず見つかるはずですよ。

まとめ

なにも熟年離婚が悪いという訳ではありません。

夫婦がお互い納得して残された人生を別々に行きたいのであればそれも一つの方法です。

一度、お互いの顔を見て、もし相手がいなくなったらどんな気持ちになるか見つめ直してみましょう。

熟年離婚に関連する記事ですのでこちらも是非ご覧ください。

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