口臭の原因はいつも飲んでいる胃薬かも?ドライマウスに注意!
しつこい口臭にお悩みの方、それはもしかしたらお飲みの胃薬が原因かもしれません。
口臭が気になる方は恐らくまず歯磨きの方法を調べてみたり、歯磨き粉を変えてみたりするのが一般的ですよね。
色々な方法を調べてみては試したという方も多いと思います。
どの方法を試しても改善されないという方は、今あなたが飲んでいる薬が原因かもしれないのです。
口臭は他人にどう思われているかとか精神的にも辛くなってくるものです。
何してもなくならない口臭にお手上げという方はそのいつも飲んでいる薬を疑ってみた方がいいでしょう。
中年は薬を飲む機会が増える
中年期に入るとどうしても薬を飲む機会が増えますよね。
相当健康な方以外は何かしら処方された薬をお持ちだと思います。
やはり中年期は高血圧など、次第に体の不調が顕著に現れるものです。
中には複数の薬を服用しているかもしれません。
実はこの薬による副作用により口臭が気になるようになったという方が結構いるのです。
口臭って体の不調のサインの場合もあります。
風邪をひいた時や、胃の調子が悪くなった時、いつもとは違う臭いがするなという経験は誰にでもあると思います。
自分ではなく他人の口臭で、「あ、今日ちょっと調子悪いのかな」と思った方もいるかもしれません。
そんな時に具合を良くする為の薬を使用していたら口臭どころか臭いは改善されるのではないかと思いますよね。
なんて言ったってその口臭の原因を治すのですから。でもその薬こそが口臭の原因だったかもしれないのです。
何故胃薬が口臭の原因?
その中でも胃薬が口臭の原因になり得るのです。
胃腸の調子が悪い時ってただでさえ息が臭くなります。
それを治す為の胃薬が口臭の原因になってしまっているかもしれません。
そもそも胃薬の話をする前に、口臭の話をしなければなりません。
口臭にはいくつか種類があります。
まず食べ物が原因の口臭。
いわゆるニンニクなどですね。
それから寝起きや緊張した時、また空腹時などに起きる生理的口臭、内臓疾患や虫歯、ドライマウスなどの病的口臭とあります。
薬の副作用で起きる口臭の特徴は口の中の粘つきです。
これは病的口臭にあたるドライマウスが原因でおこるのですが、唾液が少なく、口の中が粘つき、白い舌苔が出来るのが特徴です。
何故、胃薬がこのドライマウスを引き起こすのでしょうか?
問題はその薬の成分にあります。
中に抗コリン薬が含まれているからなのです。
この抗コリン薬は胃酸の分泌を抑える効果があり、同時に副作用として、唾液の分泌も抑えてしまう効果があるのです。
唾液の分泌が抑えられてしまうと、口の中が乾きネバネバしてきます。
これが口臭の原因となるのです。
この胃薬の他にも、抗コリン薬を含む薬は、睡眠剤や抗うつ剤、風邪薬、パーキンソン病、不静脈、気管支を広げる薬などにも含まれている為、中年期により多数の薬を服用している方は胃薬だけでなく他にも注意が必要です。
何か対策は?
ではどうすれば良いのでしょうか。
薬を急にやめるわけにもいきませんよね。
ドライマウスが口臭の原因になる理由は、唾液が少ないからです。
唾液にはもともと抗菌作用があり細菌などを洗浄する役割を担っています。
その為、簡単に言えば唾液を出してしまえば改善するという事です。
おすすめなのは口の運動をして唾液の分泌機能に刺激を与える事です。
舌を出して上下左右に動かす運動をすると舌の筋肉も鍛えられるため効果的面です。
また、食事の時によく噛むようにするのも唾液腺に刺激を与える事が出来ます。
発声練習も頰と舌の筋肉を使うので唾液腺に刺激を与えることが出来ますので、まずこれらの運動を癖付けてしまいましょう。
また、唾液腺に刺激を与えるという点ではガムを噛む事も一つです。
あとはこまめに水分補給をしましょう。
水分は必ず水にして下さい。
コーヒーや紅茶は利尿効果があり余計口が乾きますし、ジュースなどの糖分を含む飲み物は口臭の元になりますので水を飲むようにしましょう。
口臭対策にはやはり口の中を潤すことが一番の近道となるのです。
まとめ
- 胃薬が口臭の原因となっている場合がある
- 胃薬の副作用として唾液の分泌を抑えてしまうから
- 唾液が少なくなるからドライマウスになり口臭発生
- 口の運動やガムで唾液分泌させ口臭を防ぐ必要がある
中年期に入ると、加齢に伴い体の様々な部分が悲鳴をあげたり、病気を患ったりと避けられない事態が幾度とあります。
そんな時に医師から処方されて服用していた薬がまさか口臭の原因になるなんて思いもしませんよね。
ずっと口臭に悩んでおり何を試してみてもダメだったという方は、服用しているその胃薬を疑った方が良いかもしれません。
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