スナップエンドウ さやえんどう 絹さや家庭菜園で一番簡単なのは?
スナップエンドウやさやえんどう・絹さやはお店で買えば意外と高いですよね。
スナップエンドウ、さやえんどう、絹さやなどは緑色がキレイなことから、旦那さんや子供のお弁当には必需の色取りなので、出来るだけ絶やしたくないものです。
けど、時期によっては高い場合や、もっとお腹いっぱい食べたいなあと思われるのならいっその事お家で栽培してみてはいかがでしょう?
意外と簡単に栽培することができるのですよ。
そこで家庭菜園で作るのならどれが一番簡単か、また栽培のポイントや注意点について現役農家の私が解説したいと思いますので、ぜひ参考にしてくださいね。
家庭菜園で一番手軽で簡単に収穫できるおすすめは?
絹さやとさやえんどうはほぼ同じものと言ってもいいと思います。
まあ、しいて違いを挙げればさやえんどうは原種に近く、絹さやはさやえんどうが進化したものというところでしょうか?
品種改良でより多くより美味しくよりきれいなさやえんどうの新品種の名前を絹さやと呼んでいるというところです。
もちろん絹さやとは大きくくくった名前で絹さやの中でも、みささや白花・ニムラ1号など種類が細かく分かれています。
まあいずれにしろ、さやえんどう・絹さやは実がふくらむ前の未成熟なさやを収穫してさやごと食べるマメ科の植物ということです。
対してスナップエンドウはアメリカから来たもので、実が入ったさやをさやごと食べるマメ科の植物です。
ちなみにさやは食べずに実だけを食べるものはグリーンピースということになります。グリーンピースの別名は実えんどうと言います。
家庭菜園で手軽に作るのならスナップエンドウは実が入るまで時間がかかるので、絹さやの方が早く手軽に収穫できますよ。
プランターで栽培の場合は?
プランターで作るのならやはり絹さやの方が手軽です。
絹さやはあまり肥料を必要としない方なので、土の量が少ないプランターでも十分育ちます。
ただし、絹さやは大きく育ちその分、根が張りますので隣同士を近づけすぎないようにしましょう。
苗(種)の間は15cmぐらい開けるようにしましょう。
家庭菜園で一番気を付けるポイント
家庭菜園で絹さやを育てる時に気を付けることは、意外と思われるかもしれませんが、あまりに構い過ぎないということですね。
家庭菜園なのでやたらと肥料や水を与えてしまいがちです。
水は土が乾いたら与える程度、畑など外で作っている場合はほぼ水をかける必要はありません。
肥料もやりすぎるとツルばかり伸びて花が咲かないということも起こります。
追肥は花が咲きだした頃に軽~く化学肥料を与える程度で十分です。
エンドウ系は連作(※連作とは毎年同じ場所に同じ野菜を植えることです)を嫌いますので、プランターなら土の総入れ替えを、畑なら植える場所を変えるようにしましょう。
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収穫後の美味しい食べ方
絹さやは未成熟の状態で収穫しますので、小さいうちからどんどん収穫しちゃいましょう。
若い絹さやはやわらかくて下茹でしなくても炒め物などに使えますよ。
やはり絹さやはあの鮮やかな緑がきれいですので、付け合わせやアクセントに使いましょう。
肉じゃがやちらしずしの上に下茹でした絹さやを散らしてもきれいです。
もちろんサラダでも大活躍です。
絹さやを下茹でして細切りにしてポテトサラダにくわえると緑色がアクセントになりますよ。
トマトの赤、パプリカの黄色、絹さやの緑で見た目も鮮やかなサラダの出来上がりです。
絹さやは、マヨネーズ・ドレッシング・ケチャップ・ウスターソース・塩・しょうゆなどどんな調味料とも相性がいいので、いろんな料理に幅広く使えますよ。
まとめ
私個人としてはスナップエンドウの方が好きなのですが、スナップエンドウは収穫するまで時間がかかるので、その間に傷がついたり病気になったりとリスクも高いです。
絹さやは早くから収穫できますし意外と丈夫です。
寒さにも強く、雪や霜にやられても簡単に枯れたりはしません。
まずは絹さやを作って慣れてきたらスナップエンドウやグリーンピースにも挑戦してみてくださいね。