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昆虫食日本では歴史上普通に食べられており決して罰ゲームにあらず

最近、世界の一部では昆虫食がブームになっているのをご存知でしょうか。

昆虫と聞いただけで生理的に受け付けないという方が今では結構多く見られますが、栄養価が高く食品として適している、また環境に良いといったことから次世代の食品とも言われ注目されています。

ブームと言ってもグルメな方が好んでと言うわけではなく、世界の人口が今後ふくれあがり、今のままだと食料供給が間に合わなくなると言われています。

今では鶏肉や豚肉、牛肉など手ごろな値段で売っていますが、数十年後には供給不足で店舗に並んでいても高く、その横には昆虫食コーナーに変わっているのかもしれないかもしれません。

日本ではまだまだ認知度も低いですが、日本の歴史を辿れば昔は日本人も昆虫を食べていた時代があったのです。

中年世代の中には子供のころ昆虫食の経験がある人もいるはずです。

しかし現代では

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虫食べるなんて罰ゲームでしょ
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気持ち悪い
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無理無理無理
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ここは日本だよ?

昆虫食と言われると当然このような反応となると思いますが、今後はそうも言っていられなくなるかもしれません。

食卓にバッタやコーロギが並ぶ日が訪れるかもしれませんよ。

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何故近年昆虫食ブームといわれている?

バッタ

世界の人口は、現在の76億人から2050年には98億人と、約30%増加すると予想されている。人口が増えれば食糧需要も増える。国連食糧農業機関(FAO)は、2050年には世界全体で2009年の食糧生産高に比べ、70%増の食糧生産が必要になると警告する。

人々は豊かになるに従い、肉や魚などのタンパク質をより多く求める。例えばアジアにおける牛肉の消費量は、今後10年で44%拡大するとみられている。

その一方で、食用家畜の飼育は地球環境に甚大な影響を及ぼしている。家畜の数は20世紀に激増し、いまやニワトリは200億羽、牛は15億頭、羊は10億頭にのぼる。牛を育てるために酸素の供給源である森林を失いながら、世界の土地の20%を家畜のために使い、家畜から出る二酸化炭素も温暖化に悪影響を及ぼしている。FAOによると、人間の活動から生じる温暖化ガスの14.5%は家畜によるものだ。

淡水の消費量も凄まじい。トウモロコシや小麦を1キログラム生産するのに必要な水は1500リットルだが、牛肉1キログラムを生産するには1万5000リットルの水が必要だ。

出典元:エキサイトウーマン

ブームというより、数年後には食べなくてはならない時代が来ると言う事です。

好む好まないの選択肢ではなく、食べなくてはならない未来がすぐそこまで来ているのです。

日本では少子高齢化でお年寄りは増えていきますが、子供は減る一方で、総人口は減っていきます。

しかし世界的に見ると人口は増え続けていきます。

今現在日本では食料があふれかえっていますが、数年後には食料クライシスがおきるのは確定的でそれに備え昆虫を有効利用しなくてはならなくなるのです。

現代では昆虫食はバツゲームだが、日本では歴史ある立派な食料

現代の日本では昆虫を食べると聞くと、つい顔を背けてしまいますよね。

バラエティー番組では罰ゲームとして昆虫を食べさせられるというのがありますので、我々の感覚としては昆虫=罰ゲームの図式となっているのではないでしょうか?

日本人からすると虫を食べるなんて気持ち悪いと言われそうですが、日本にも昆虫を食べていた時代がありました。

日本は実は昆虫の種類が多く昔から昆虫はよく食べられていました。

江戸時代になると文献などで昆虫食が食べられていた事が記されています。

主な昆虫食とされていた昆虫は、イナゴ、スズメバチの幼虫、タガメ、ゲンゴロウ、カミキリムシなどが挙げられます。

また、41都道府県で昆虫が食べられていた事が分かっています。

全国的な調査によると、ハチ類で14種類、バッタ類10種類、驚きなのはガ類も11種類、その他合わせて55種類もの昆虫が食べられていたようです。

気になるのは、どうやって調理していたかですが、これは結構様々なようで、焼いたり、煮たり、漬けたりして調理していたようです。

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なんとチョコバットではなくてチョコバッタ!!

最近では昆虫食が何と自販機で販売される時代となっています。

今はまだ物珍しさですが、数年後にはあなたの街にも設置しているかもしれませんね。

現在でもよく食べられている地域

日本では現代でも食べられている地域がまだあります。

一番有名なのはやはり長野県です。

長野県では今でも昆虫を食べているといいます。長野県というと山に囲まれた地域になります。

その為、昆虫も豊富です。また、海が近くにないため魚などの海鮮類も手に入りにくく、魚から摂れるタンパク質などが摂取出来なかったという環境的な要因もあるようです。

主に食べられていた昆虫は、蜂の子です。

蜂の子は有名なので、聞いた事があるのではないでしょうか。クロスズメバチの幼虫を調理してご飯と一緒に食べるのが一般的です。

蜂というと、例えば蜂蜜や、蜂が分泌するローヤルゼリー、プロポリスなどは身体にいいと世界でも、もちろん日本でも人気がありますが、蜂の幼虫を食べるのは日本だけと言われています。

また成虫も食べることが出来、油で揚げて食べている家庭もあります。

この蜂の子はクリーミーで濃厚、1度食べたらヤミツキになるそうです。食べるまでが大変そうですが。

そして、昆虫食のイメージで1番強いのがイナゴではないでしょうか。

昆虫食と聞くとイナゴの佃煮を思い浮かべる人も多いと思います。

佃煮が一般的ですが、食べ方は色々あります。

佃煮の他には、油で揚げたり、茹でてから乾燥させて調理する方法もあるようです。

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私も長野県の人からイナゴの佃煮もらって本場ものを食べたが、本当に海老と変わらんよ
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イナゴは足があるからキモいとか言うけど、海老だって足一杯あるし、触覚あるし良く考えれば昆虫と変わらないと思わない?
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草原にいるか海にいるかの違いだけだと思わない?


こんなファンタスティックな調理法もあり!

どうですか?バッタではなくて海老にしか見えないと思いませんか?

他にもや、さざむしと言われる昆虫も長野県では一般的な食べ物の1つです。

スーパーによってはイナゴの佃煮が売られている

昆虫食はただのローカルな家庭料理ではありません。

スーパーでもたまに売られています。

イナゴの佃煮はその1つです。

これは長野県だけでなくスーパーによっては全国区で売られているので、食べたことはなくても聞いたことや見たことがある人も以外に多いかもしれませんね。

生産地、製造地を見ると恐らく長野県と表記されていることでしょう。

たまにこのイナゴは長野県産ではなく中国産のものも売られている事があります。

国産が良い場合は確認をしてから購入をしましょう。

また、イナゴだけでなく、蜂の子、蚕、ざざむしは食品メーカーが蜂の子は「蜂の子」、蚕は「まゆこ」、ざざむしは「ざざむし」という商品名で販売もされています。

まとめ

昆虫食は未来を救う食料と言われ、今後人口が増え続け、食料難になった時に注目されると言われています。

世界では既に、昆虫をパスタ、チョコレートなど食事からお菓子にまで取り入れ、健康思考な人からはオーガニックと愛されている食べ物です。

なかなかまだ日本では浸透しにくい所がありますが、日本にも昆虫食という歴史があった事、まだ食べられている地域があることを知れば受け入れやすくなるかもしれませんね。

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