熱中症はなりやすい時期や環境、持病などの条件が揃うと危険!
毎年、夏の脅威とも言える熱中症ですが、どんな条件が揃えば熱中症にかかってしまうかご存知ですか。
熱中症は夏だけでしょ?
暑い日だけ気を付ければいいのでしょう?
帽子かぶっていれば大丈夫だよね。
水分補給していれば熱中症にはならない?
など夏の暑さ対策は人それぞれになります。いろんな情報が出回り、特にテレビ番組やニュースなどでよく取り上げられますよね。
夏にこの情報は報道されますし、もちろん暑くなってきてから熱中症にならないよう気をつけなくては、と誰もが思うはずです。
ただそれでは手遅れになる可能性だってあります。今回はそんな熱中症になりやすい条件を知り、事前に対策を打つようにしましょう。
熱中症になりやすい時期
では熱中症になりやすい時期ですが、もちろん暑い夏の時期が一番気をつけなければなりません。
ですが、熱中症は夏だけに起きる症状ではありません。
熱中症になる条件が揃えば夏でなくても熱中症になる可能性はあります。
特に急に暑い日が続いた梅雨の時期などは湿気も影響して熱中症になる可能性が高くなります。
意外に盲点なのは冬の時期にも熱中症になることはあります。
要は熱中症になる環境が整ってしまえばどの季節でも熱中症になると考えられるのです。
冬の暖房器具の使いすぎや、そういった状況での身体の脱水症状具合が同じくらいになれば冬でも熱中症にかかるのです。
熱中症になりやすい環境
では、どんな状況、環境下に置かれると人は熱中症になるのでしょうか。熱中症になりやすい環境条件を5つ挙げてみましょう。
気温が高い
これはもちろんという感じかもしれませんが、約28℃を越えたら気温は高いと言えますので気をつけましょう。
特に夏は気温が高く、毎日30℃超えの日も珍しくありませんから必然的に夏の熱中症患者は増えるのは当然と言えます。
湿度が高い
やはり夏に多く熱中症が見られるのはこの2大条件でしょう。
気温が高く湿度が高いのは日本の夏の特徴ですよね。
この湿度がある、なしで大分変わってきます。
同じ温度でも湿度が高くなればなるほど熱中症になる可能性は高くなるのです。
目安としては70パーセント以上になったらとくに危険だと思って下さい。
直射日光に当たっている
やはり直接日光に当たるのはおすすめ致しません。
特に頭部が暑くなってしまうので注意が必要です。また、照り返しにも注意しましょう。
風がない
風がないという事は、室内でも屋外でも湿度や気温が変わりませんし、空気が循環しないため余計暑さが増します。
風がない環境での運動や屋外活動は避けた方がいいでしょう。
急激に温度変化がある場合
例えば、夏に入る前や春に急に温度が上がる日が出てくるような4月、5月は注意が必要です。
身体が特に暑さにまだ対応していない為熱中症になる可能性が高くなりやすいのです。
熱中症になりやすい環境についてお話しましたが、熱中症のほとんどは水分不足が要因になります。
温度の感覚が鈍くなる高齢の方や、発達が十分でない子供は更に気をつける必要があります。
熱中症になりやすいタイプの病気
熱中症には、熱中症になりやすい病気というものがあります。
以下の病気にかかっている方は気をつけた方がいいでしょう。
まずは内分泌疾患を患っている方は注意が必要です。
例を挙げると、心臓病、肝臓病、慢性肺疾患、腎臓病、高血圧、糖尿病がこれに当てはまります。
寝たきりやまた肥満という人も同じく気をつけなければなりません。
また、服用している薬によっても熱中症になりやすい場合があります。
利尿効果がある薬、発汗を抑制する薬、興奮性のある薬などがこれに当たりますので服用している薬がある場合は一度確認をした方が良いでしょう。
また病気でなくても、体調の悪いのも熱中症になりやすいので注意が必要です。
熱がある、下痢、二日酔いでもなりますので自己管理をしっかりするようにしましょう。
まとめ
熱中症になりやすい環境、条件ははっきりしています。
特にそのような場所に行かなくてはいけない、屋外活動をする場合はしっかり対策をしてから出かけるようにしましょう。
熱中症と聞くと夏のイメージですが、この条件さえ揃えばいつでも熱中症になる可能性があるというのはご理解頂けたでしょうか。
特に中年世代は心臓病、肝臓病、慢性肺疾患、腎臓病、高血圧、糖尿病など、どれかに当てはまっている人は多いはずですので「自分は大丈夫、熱中症なんかにはならない」など思わない事です。
熱中症になった人は誰もが「まさか自分がなるとは思わなかった」と言いますので、誰にでも症状が出る恐れがあります。
大事なのは他人事ではないと言う事ですね。
予防にやりすぎという事はありませんのでしっかり対策をとることをおすすめ致します。
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