ゴーヤの育て方で肥料のやり方は?米のとぎ汁は本当に効果ある?
最近ではゴーヤを家で作る方も増えてきていますよね。
春になるとホームセンターなどではゴーヤの苗が販売されており比較的簡単に作れてグリーンカーテンにもなり果実を収穫することもできますよね。
自分で作った野菜の味は格別ですし植物を育てることは癒しにもなります。
でもどうせ作るなら立派に育てたいと思いませんか?
ところで野菜栽培に米のとぎ汁を与えると良いという話を聞いたことはありませんか?
実際のところ、米のとぎ汁は肥料代わりになるのでしょうか?
昔おばあちゃんがよく米のとぎ汁を野菜栽培にかけていた
米のとぎ汁って万能肥料って聞いたことあるけど
ゴーヤにも良いのかな?
それともちゃんと肥料をあげた方が良い?
とゴーヤ栽培を始めようと考えている方は疑問に思うのではありませんか?
そこでゴーヤ生産農家の私がゴーヤの肥料のやり方、米のとぎ汁の効果について解説したいと思います。
米のとぎ汁は本当に野菜によいのか?
家庭菜園を楽しむ時にちょっと問題なのが水ですよね。
貸農園などでは水道が配備されているところもありますが、家の庭やベランダで作る時は、自分の家の水道を使うことになりますよね。
暑い時期などは野菜を作る時に水やりはとても重要です。
しかし水道代も心配ですよね。
米のとぎ汁なら毎日出るものですし、肥料代わりになるのなら利用したいですよね。
でも結論を先に言いますと米のとぎ汁は肥料代わりにはなりません。
野菜生産農家の私が言うので間違いありません。
栄養がないわけではありませんが、野菜を大きく育てる効果はあまり期待できません。
むしろその他のデメリットが多くまた虫が発生しやすく、根腐れを起こす可能性もあり、肥料として使うのはおすすめできません。
何故かといいますと・・
米のとぎ汁の正体は?
米のとぎ汁の正体は糠(ヌカ)です。
お米の表面に付いた糠が水の中に溶けだしたものです。
糠を土づくりに利用することもあるのですが、それは糠に含まれているたんぱく質で微生物を増やし栄養のある土に変えてもらうためです。
米のとぎ汁にもたんぱく質が含まれていますが、分解するには時間がかかるため逆に野菜の根を腐らせてしまう可能性があります。
また米のとぎ汁は腐りやすいです。
そこに溜まった米のとぎ汁が腐り、臭ってしまったりコバエなどの住処になることも考えられます。
やはり米のとぎ汁を水代わりに使うのはやめておいた方がいいでしょう。
与えるのなら1週間に一度程度、お米をといだ時の最初のとぎ汁を一杯だけを使うようにしましょう。
あまりに多くやりすぎると逆効果になるので注意が必要です。
ゴーヤを作る時の水やり方法と肥料のやり方
ゴーヤは夏の代表的な野菜で、暑さにとても強いです。
しかし大きく育てるためにはたっぷりの水と栄養が必要です。
水は土が乾かないように朝夕あげるのが望ましいです。
なるべく冷たい水を与えたいので、夏の昼間に熱湯になったような水は避けましょう。
朝の早い時間か夕方にこれから日が落ちるという頃に与えるのがいいですよ。
なぜかというと、昼の暑い時間に水をあげると太陽の熱で水がお湯になってしまいます。ゴーヤの根や茎が煮えちゃいます(笑)。
またゴーヤは伸びれば2m近くまで大きくなりますので、植えた時の土の栄養だけでは足りなくなってしまいます。
高さが1mを超えたら1週間に一度程度、栄養を補充してあげましょう。
粒状になった化学肥料を根元部分にパラパラと撒くか(土に埋める必要はありません。土の上に撒いておけば水分で溶けだします)液体肥料をスプレーなどに入れてかけてあげてもいいでしょう。
液体肥料のアンプルなどもありますので、土にさしておくというのも一つの方法です。
あまりにたくさん肥料を与えすぎると人間でいうところの肥満病になってしまいます。
あくまで栄養を補充してあげる程度にとどめておきましょう。
野菜の肥料と言えば鉄板アイテムの万田酵素ですよね
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まとめ
- 米のとぎ汁は肥料としての効果はほとんど無い
- むしろ悪影響の方が大きい
- とぎ汁ではなくきちんとした肥料をあげた方が良い
- 水やりは朝と晩にたっぷりと
いかがでしたでしょうか?
昔から米のとぎ汁は植物に良いという話は聞いたことがありましたが、実際にはあまり効果がないことがお分かりいただけましたでしょうか?
なんだか栄養があるように思えますが、米のとぎ汁はむしろ幕を張ってしまって土の中に酸素が十分行き渡らないという話もあります。
米のとぎ汁に頼らず、ちゃんとした肥料を使う方が確実においしい野菜を作ることができますよ。
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