50代中年の高血圧になりがちな4つの原因は?生活習慣改善を!
若い時は低血圧で自分は高血圧と無縁だと思っていた人でも中年に差し掛かると高血圧になってくるという方は意外と多いのです。
特に女性は更年期高血圧という言葉があるぐらいです。そこで50代に多くなってくる高血圧の原因を調べてみました。
血圧は運動をした後は高くなり寝ている時は低くなるものです。一日の生活の中で血圧の上下はあるものなのですが、中高年になってくると血圧が高いままになってしまうことが多いです。
特に50代ぐらいはホルモンのバランスが崩れ身体も変化する時期ですので、高血圧症になりやすいです。
- 高血圧には原因がはっきりしている二次性高血圧と呼ばれる原因がある
- 高血圧の原因は閉経、塩分、ストレス、遺伝などがある
- 自分でコントロールできる原因をすぐに改善する事が大切
高血圧になる原因をよく理解して対策を立てた方がより効果的ですよね。
そこで高血圧の原因と言われる代表的なものを4つご紹介します。
高血圧の原因と言われる代表的な原因【閉経】
女性の高血圧症の有病率は30代までは数%しかありませんが50代で予備軍も含めて約58%、60代で約75%と50代から急増します。
50代と言えば閉経を迎えて更年期と言われる年代です。
更年期によく見られるいわゆる更年期障害は、めまいや顔のほてり、イライラ、動悸、頭痛などがあげられますが、これらの症状は女性ホルモンの減少によりホルモンバランスが乱れることが原因とされています。
このホルモンバランスの乱れが血圧をコントロールしている自律神経に影響を与え高血圧症になってしまうと言われています。
高血圧の原因と言われる代表的な原因【塩分】
塩分の摂りすぎは高血圧になりやすいです。
血液の中の塩分濃度が濃いと血液は身体から水を取り込み、塩分を排出しようと血液を多く流します。水分を含んで量が多くなった血液は血管の壁に圧力をかけます。これが高血圧になってしまう原因です。
若い時は代謝も良いので多すぎる塩分は尿や汗で体の外に排出できます。しかし中高年になってくると代謝が悪く十分に排出できません。
結果として血液は常に水分を多く含んだ血液を流し続けなければいけないのでずっと高血圧の状態になってしまうという訳です。
高血圧の原因と言われる代表的な原因【ストレス】
ストレスも高血圧の原因と言われています。
特に50代は子育て、仕事、家庭、お金、親の介護などストレスが溜まることがいっぱいです。
加えて更年期に差し掛かり体力も落ち、更年期障害で思うように動けずイライラするなどストレスなしで毎日を過ごすことが難しくなってきます。
ストレスはすべての病に通じると言われていて高血圧も例外ではないということです。
高血圧の原因と言われる代表的な原因【遺伝】
高血圧症になる原因の一つは遺伝も関係していると言われています。
親が高血圧症の方は同じ体質を受け継いでいる可能性があります。
若い時は普通だった血圧も中年以降になると高くなってくるかもしれません。高血圧はよほど高くならない限り症状が出にくいですので測ってみて初めて高血圧症になっているということに気づく方もいます。
親が高血圧症だという方は早めから自分の血圧を知っておくことが大事です。
私の場合、父親が高血圧だったのですが、私自身は若い時は極々普通だったのが40歳前から高血圧になってしまいました。
妹はむしろ低血圧気味だったのが年齢とともにしっかりと高血圧になったようです。やっぱり遺伝の影響はあるのでしょうね。
まとめ
50代の高血圧になる原因として閉経、塩分、ストレス、遺伝などがあるようですが、高血圧になる原因は未だに不明な場合も多いのです。
原因がはっきりしているものは二次性高血圧と呼ばれ、反対に原因がはっきりとしていない高血圧を本態性高血圧と呼ばれており、高血圧患者のおよそ90%とほとんどは本態性高血圧なのです。
しかし二次性高血圧の原因を一つづつ無くすことは非常に大切な事となりますので、自分で対策出来るものは全て試してみる事です。
高血圧は放っておくと動脈硬化になってしまう可能性があります。動脈硬化とは血管が傷ついて柔軟性が無くなり硬くなってしまった状態のことです。
血管が固くなるともろくなり血管が破れたりふさがったりします。そうなると脳梗塞や心筋梗塞、腎不全などの重大な病気の原因にもなります。
普段から自分の血圧を知って高血圧にならないように対策を取りましょう。