更年期障害はなぜ暑い?自律神経調節障害のホットフラッシュとは
更年期の代表とも言えるホットフラッシュが起こると暑くて暑くてたまりません。
これが不愉快で何年も続くと思うとしんどいですよね。
どうして更年期になると暑くなるのかについてご紹介していきたいと思います。
更年期障害は何故暑い
更年期障害でなぜ暑くなるのでしょう?
これは緊張したときに汗が出てくるのと似たような仕組みです。
更年期になってくると女性ホルモンが減ってくるのはみなさんご存知だと思います。
女性ホルモンは脳の視床下部が指令を出して製造しているのですが、女性ホルモンが少なくなってくると「もっと作れ~まだまだ足りないぞ!」とさらに増産の指令をだします。
しかし体はもう女性ホルモンを作れないので不足状態が続きます。
視床下部はもっともっとと言うわけです。
視床下部と自律神経を調節する部分は隣り合っているので視床下部が激しく指令を出すので自律神経も一緒におかしくなってしまいます。
その為更年期障害と自律神経失調症の症状は似ているのです。
緊張してあがり症の人などは顔が赤くなってかっかしたりしますよね。
ただの緊張であればそういう場から離れれば勝手に収まりますが、更年期になると自分の動きに関係なく症状が出てしまうので困ってしまいます。
更年期の人全員がホットフラッシュになるわけではないのですが、高血圧気味の人のほうがホットフラッシュになりやすいという情報もあります。
元は寒がりだったはずなのに
元が寒がりでも暑がりでもホットフラッシュは関係なくやってきます。
ホットフラッシュが起こるとしても24時間起こっているわけじゃないので、おさまるとすーっと汗は引いて行きます。
ですから普通の状態だと寒がりなのに、ホットフラッシュが起こると大汗がでるという非常に忙しいことになります。
特に冬などは外にいるときは何枚も着こんでダウンコート着て防寒ばっちりなんて思っていても、ホットフラッシュが起こると全部脱いで半そででもいいくらいになってしまうのです。
そして5分もするとまた急に寒くなってしまうのです。
こんなことばかりしていると風邪をひいてしまいます。
だからだんだん外出も面倒になっていくのですよね・・・
更年期の特徴的な症状
更年期障害と言うと必ずと言っていいほど「ホットフラッシュ」という言葉が出てきます。
それくらい代表的な症状です。
私は年齢的にはまだホットフラッシュが全力でくるほどではないのですが、薬の治療で疑似閉経の経験があるのでホットフラッシュを体験したことがあります。
はっきりいうと運動して暑いとか夏だから暑くて汗が出ると言うのとはまったく別物です。
まず普通に座ってテレビを見たりしていても急に顔が熱くなります。触るとカイロのようです。
それから顔や頭の毛穴が一気に開いて汗がぶわっと吹き出ます。
日を追うごとに頻度がましてきて、参りました。
そうなるとTシャツなどはびしょびしょになってしまいますので着替えないと風邪をひきます。
憂鬱ではありましたが、薬をやめれば終わると言う希望と汗をかくことで老廃物がどんどん出るなぁなどとポジティブに受け止めてみたりもしました。
しかしこれが何年も続くのかと思うと病んでくるかもしれません。
薬をやめたらホットフラッシュはまったく消えたので、ホルモンというのはここまで影響を与えるのかと怖くなりました。
現在は普通より少し暑がりになりましたが、これもまた更年期の入口の症状なようです。
少し動くとすごく汗が出るとか、暖房の効いている部屋にいると顔も体も暑くてたまらないのです。
他の人は普通にしているので私だけが暑いようでした。
脇汗もよくかくようになりました。
以前NHKの有働さんが脇汗のことで話題になっていましたが、だんだんそういう風になっていくのですね。
まとめ
更年期障害の症状はひとそれぞれでものすごくたくさんありますが、他の症状はないのにホットフラッシュだけにはなったと言う人も多いです。
典型的な症状だからというのもあるかもしれませんが。
他の症状は自律神経失調症と診断されてしまう場合もあるので。
ホットフラッシュの対策としては水筒に冷たいものを入れて持ち歩くとか、つめたいおしぼりと着替えをバッグに常備するなどの対策があります。
夏は普段でも周りに汗っかきが多いので楽ですが、冬は1人でふーふー言っていると恥ずかしくなります。いつか終わりがくるものですからストレスをうまく回避して乗り切りましょう!
あまりにしんどいときは婦人科の医師へ相談に行って薬の処方なども検討してみてはいかがでしょうか?
または市販されている更年期向けのサプリメントを試してみるのもいいかもしれません。