歩くとかかとが痛い!そんな時はインソールを靴底に敷くと負担減
みなさんも歩いている時に、急にズキンとかかとに激痛が走った経験はありませんか?
かかとの痛みはどんな方でも痛くなる可能性を秘めています。
それは想像に容易いのではないでしょうか。
生きていれば、足には休みというものがありません。
立ち上がる、歩く、座ると挙げだしたらキリがありませんが、どんな時でも足は使われる重要な部位ですよね。
特にかかとは重心にもなるところです。
人によっては歩き方からかかとの使い方が違うことがあります。
私はついつい前を歩く人の靴底のすり減り方を見てしまいます。
エスカレーターに乗ると嫌でも目の前の人の靴が目に入ります。
あれこの人外減りしている・・O脚だ・・
この人内減りしている・・X脚なのかな?
かかとがやたら減っている・・歩き方が悪いのかな?
など人からは結構色々見られているものなのです。
今回はそんなかかとの痛みと靴底の関係性について考えたいと思います。
重たい体重の全てを支える足
足の役割は何となく皆さんもお分かり頂いていると思います。
私達の体重を支えてくれている足、多少太るくらいであれば足に変化は何も起きないと思うかもしれません。
足が支えているのは私達の体重と思っている方がほとんどだと思いますが、実は足にかかる重さ=体重ではありません。
足にかかる負荷は体重の1.2倍と言われています。
その為、50kgの方なら60kg、60kgの方なら72kg負担がかかる計算になります。
ちなみにこれは歩くときにかかる負荷です。
競歩ではありませんよ。
競歩ならもっとかかってしまいます。
走ればそのさらに3倍、ジャンプすれば6倍にもなります。
もう気付かれた人もいるかもしれませんね。
人はまさか一日に一歩しか歩かない人なんていません。
もちろん歩けば歩くほど、走れば走るほど足にかかる負荷は増していくのです。
中でもかかとにかかる割合は
その中でもかかとにかかる体重はおよそ8割です。
と言ってもこれはかなり個人差があります。
常に重心を足の中央に意識している人、ハイヒールをよく履くかたは全身が前に行きがちになるので、かかとの負担は軽減されます。
ヒールの高さによっては半分くらいの負荷に下げる事ができます。
ただそうなるとまた別の問題が出てきて指が痛くなったり、靴擦れ、タコが出来る可能性があります。
かかとから土踏まずの間が痛いのは足底筋膜炎の場合も
かかとだけではなくかかとから土踏まずの間が痛くなる事があります。
もしかしたらそれは足底筋膜炎かもしれません。
足底筋膜炎って聞いた事はありますか。
足底筋膜炎とは、足の裏の指の付け根からかかとの骨までを覆う薄い膜のような形の腱です。
足の裏が痛くなる理由には、実はアーチが関係しています。
このアーチというのは、とんでもなく重い重量が直接足に行かないよう負担を分散させるためにあります。
このアーチですが全部で3つあります。
一つ目に、土踏まずの内側のアーチです。
このアーチは主に着地時に足にかかる負担や衝撃を吸収する役割があるので、歩く時に欠かせないアーチです。
二つ目が外側のアーチになります。
外側でかかとから足の指の付け根にかけてかかるアーチで、体重や姿勢を安定させる役割があります。
そして最後が前側のアーチです。
親指の付け根から小指の付け根にかけるアーチで血管や神経からの圧迫を避ける役割や、前に重心が傾きすぎるのを避ける役割があります。
このアーチが低すぎたり高すぎると痛みの原因になります。
また、足の裏に疲労が溜まって足裏の筋肉が硬くなっていくと足の筋肉が張り、骨が接着してしまうため痛みが出てしまうのです。
インソールに工夫を
かかとの痛みや、足底筋膜炎の疑いの可能性がある方は是非インソールに工夫をしてみる事をお勧め致します。
インソールを敷くと、靴底からの衝撃を直に受ける事を避け足への負担を和らげることが出来ます。
インソールはもちろん、様々な痛みに対応して沢山の商品がありますが、ほとんどが足の骨のアーチを補助するための足底板ですので、いかにアーチが大切か分かりますね。
このアーチには個人差もあります。
扁平足の方は足底筋膜炎になりやすいとも言われています。
色々自分に合ったものを試してみましょう。
まとめ
- 人間は二足歩行となってから常に足に負担がかかっている
- 歩く時、足にかかる負担は体重の1.2倍
- 走れば3倍、ジャンプで6倍にも
- 人にもよるがかかとにかかる負担は8割
- かかとから土踏まずの間が痛いのは足底筋膜炎の場合も
- インソールを敷く事で靴底からの衝撃を直に受ける事を避け足への負担を和らげることが出来る
何も考えず思うがままに使いがちな足ですが、やはり毎日使うものは負担もそれなりに大きくなります。
不思議なものでそれを軽減させるために、私達の体は様々な工夫が産まれた時から施されています。
でも使いすぎはやはり身体に毒です。
足の裏も同様です。
毎日使う足だからこそ大切にしたいですよね。
かかとの痛みはいろんな要因が考えられるからこそケアと情報が必要なのです。