口臭の原因は口腔内だけでは無い!肝臓が原因の場合も





口臭が気になった時、まずどこから臭っているのか疑いますよね。ほとんどの方がまず口の中を疑います。
歯磨きをしていなかったのか、口が渇いているからなのか、など朝の洗面台での記憶を一生懸命思い出そうとする方もいるかもしれません。
その後、歯磨きをしてみたり、マウスウォッシュを使ってみたり口臭対策をしてみた後で変わらず同じ臭いがしたらいかがでしょうか。
そんな時は肝臓から臭っているかもしれないと疑ってみて下さい。実は口臭の原因は口の中だけではないのです。
中年の働き盛りのサラリーマンは昼間は仕事に追われ、夜は付き合いでお酒という方は多いと思いますので気を付けて下さい。
そのような生活を毎日続けていては体のあちこちが悲鳴を上げる事になりますよ。
肝臓が原因の口臭がある?
まず、肝臓がどんな働きをしているのかご存知ですか?
肝臓は実は人間の体の中で一番大きな臓器とも言われています。肝臓は簡単に言うと工場のような役割を担っています。摂取した栄養素を蓄えたり、分解して血液にまわしたり、体に毒になるような菌や、薬物などを分解して毒素をなくすような作業もここでは行われています。また脂肪の分解をするのもこの肝臓の役割です。
では、なぜこの肝臓が原因で口臭になるのでしょうか。
肝臓の機能を低下させる原因はいくつかあります。飲み過ぎ食べ過ぎ、精神的ストレス、運動不足、睡眠不足、喫煙などの悪習慣がこの肝臓の機能を低下させてしまうのです。
この肝臓の機能低下と口臭が、どう関係するのか。実はこの機能が低下してしまうと体に毒になるもの、例えばアルコールや食べ物を分解する力が低下してしまいます。
そうすると分解しきれなかったアンモニアやアルコールを摂取した時に発生するアセドアルデヒドなどがそのまま肝臓に残ることになります。これらが血液を通り肺に運ばれると気化されお口にやってくるわけです。これが肝臓の機能低下が口臭につながる原因だと言われています。
肝臓が原因の口臭どんな臭いがする?
では一体どんな臭いがするのでしょうか?
臭いにもやや段階があります。一般的に初期段階ではドブや排水溝、カビの臭いがします。
さらに悪くなるとアンモニア臭が出てきます。
これがさらに強くなると大変です。肝臓からの危険信号臭だと思って下さい。
実際、私も初期段階は体験した事があります。仕事での人間関係、責任の大きさからくる緊張などのストレスで毎日赤ワインをボトル1本1人で飲んでいました。
またワインがない日は欠かさずビールを飲んで補っていました。そこに追い打ちをかけるように根っからの大食いが祟って何回かあった健康診断にて2、3回連続で肝臓が引っかかり再検査を受けさせられました。
昔の話ですが、そのときやはり初期段階に見られるドブ臭い口臭を感じていました。臭いは肝臓がどのくらい助けを求めているかのバロメーターでもあるのです。
改善方法
では、どう改善したらいいのでしょうか。
簡単です。生活習慣を見直す事が最善策です。
私もお酒、タバコが好きなので気持ちがよくわかりますが何事も過度は禁物です。嗜む心が大切です。
お酒は毎日飲まず、お休みの日を設ける、日頃エレベーターを使うところで階段を使用する、又は一駅多く歩いてみるなど運動をしてみるというのもいいですね。
運動をして汗をかくとストレス発散にもなります。些細な事からで構わないので生活を一度見直してみましょう。
また、早く臭いを消したいという場合は口臭サプリを使用するのも一つです。
サプリの場合は口の中だけでなくお腹の中にも届くので便利です。私はこのサプリは併用して使っていました。
もちろん、生活習慣を少し見直して改善し、今は肝臓が健康診断で引っかかることもありません。
また驚く事にお酒は一番気をつけたら飲まなくて大丈夫な日の方が多くなり今では人付き合いのある時だけしか飲みません。アルコールも習慣になってしまうとやめられないのかもしれませんね。
まとめ
あなたの口臭はどんな臭いがしますか?
もしドブ臭かったり排水溝のような臭いだったり尿素のようなアンモニア臭が漂った時には、今まで行っていた口臭対策とは全く違う事をしなくてはならない可能性が高いです。
臭いの強さは体から、肝臓からの悲鳴だと受け取って、出来る限り早めに対策を考えて頂く事をお勧めします。