大ショック!蚊は足臭ひろしが大のお気に入り?
夏になると蚊に刺されて不快な思いをする方もいますよね?痒いし赤くプックリ腫れ上がったりしてかっこ悪いから、暑くても長袖で我慢しているという方もいることでしょう。
ところで同じ場所にいても蚊に刺されやすい人と刺されにくい人がいるような気がしませんか?足臭の人は蚊に刺されやすいって聞いたことはありませんか?
足臭の代名詞と言えばクレヨンしんちゃんの父野原ひろしが日本で一番有名な足臭中年といえるでしょう。
その足の臭いは「武器になる程」とも言われており更に足の爪の臭いを嗅いだしんちゃんが失神する程の恐ろしい臭いなのだそうです。
そんな武器にもなり得る臭い足のにおいが大好きなのが蚊なのだそうです。信じられます?
- 蚊に刺されやすい特徴
- 蚊は二酸化炭素によく反応する
- 二酸化炭素だけでなくくさいにおいにも反応
そこで本当に足臭の人は蚊に刺されやすいのかを調べてみました。
蚊はくさい足臭が大好き?
一般的に蚊に刺されやすい人は、
- 肥満型
- アルコールを飲んでいる人
- 汗っかき
- 血液型がO型の人
- 女性より男性、大人より子供・赤ちゃん
- 足臭の人
などがよく言われていますよね。
どうやら蚊は臭いや温度を感知して寄って来るようです。肥満型やアルコールを飲んでいる人や汗っかきの人は、二酸化炭素を多く排出しているので蚊が「おいしそうなにおいがする」と集まって来るそうです。
④の血液型がO型に人が蚊に刺されやすいというのは、データもあるのですがはっきり断言はできないようです。
⑤の女性より男性、大人より子供・赤ちゃんが蚊に刺されやすいというのは体温の関係ではないかと思われます。蚊には温度センサーもあるようで、体温が高いと蚊の標的になりやすいようです。
これらを考えると足臭は特に関係ないように思えるのですが、実際には足臭の人には蚊が集まりやすいです。なぜでしょう?
それでは足臭と蚊の関係についてもっと深く解説しますね
蚊は二酸化炭素やアルコールに反応するはず
蚊が人に血を吸うのは卵に栄養を送るためです。つまり吸血するのは産卵直前のメスのみと言うことになります。
蚊は人や動物の二酸化炭素や体温、湿度、乳酸などの物質に反応して集まってきます。肥満型の人は二酸化炭素の排出量も多く、汗をかくと汗に含まれる乳酸の量も増え体温が高くなり蚊のターゲットになりやすいです。
飲酒後は体の中でアルコールを分解する時に多く二酸化炭素を排出するのでお酒を飲んだ後は蚊に刺されやすくなるというわけです。
しかし蚊は二酸化炭素の臭いだけではなく臭いにおいにも反応するのです。
蚊は足臭ではなく足の常在菌に反応する
蚊は体温や湿度を感知する能力を持っているのですが、臭いにも敏感です。
汗っかきの人が蚊に刺されやすいのは汗そのものに反応しているのではなく、汗をかいた後に放置していて増えてしまった細菌の臭いを察知して集まってくるのです。
つまり足がくさくなるのは足が汗をかいていてそのままの状態にすることで細菌が増えて臭いが発生するということになります。
足臭の人は蚊に「エサがここにあるぞ」と知らせているようなものです。
足の指や足の甲をよく噛まれる人は足の臭いが人より強烈なので蚊が集まってきているのかもしれませんよ。
そもそも人の体には常在菌が存在しています。常在菌は生きている限り完全になくすことはできません。
細菌は湿度や温度によって活発に増えてしまいあの酸っぱいような臭いをだします。蚊は常在菌の臭いを感知することでエサがあることを認識します。
逆に言えばあまり臭いがしない人は蚊に刺されにくいとも言えます。
手のひらがあまり刺されないのは常に動かしているということもありますが、汗をかいてもすぐに拭いたり洗ったりできるので常在菌があまり増殖しないからなのです。
足はあまり洗うことができませんし靴や靴下で蒸れやすくなっています。暑い時期は汗をかいて体温を調節しようとします。
足にもちゃんと汗腺があり常に汗をかいています。常在菌がどんどん増え続け足の爪や指の間で常に居座り続けるので足の臭いがいつまでたっても取れないということも起こります。
汗をかいた時に汗の拭きとりシートを使う、あるいはアルコールで足を消毒することで常在菌が増えることを押さえることができます。
臭いが発生しなければ蚊もそれほど寄ってこなくなるかもしれません。もちろん足臭だけでなく、全身の汗対策を施したほうがより確実に蚊を遠ざけることができますよ。
まとめ
足がくさいということは足に細菌が多くいるということでもあります。
足臭対策をすることで蚊に刺されることが激減します。蚊に刺されやすくて困っているという方は足臭が出ないよう常に足をキレイにして蚊に刺されないようにケアしましょう。