中年ニートの末路が悲惨過ぎ!今できる事から始める事が大事
最近ではニート(Not in Education, Employment or Training)と呼ばれる人が増えてきています。
日本でのニートの定義は、15歳~34歳で、求職活動を行っていない人とされています。
失業者やフリーターとの区別は曖昧ですが、要するに働いてお金を稼ぐ意思がない人のことをニートと呼ぶのではないでしょうか?
でも家事手伝いや専業主婦の人はニートではありません。
ちょっと微妙な表現ですが、一般的には若い人で働く気がなく、親のお金で暮らしている人の事を指すようですね。
ところが最近深刻な問題として、中年ニートが増えてきていることです。
中年ニートの問題は若い人のニートよりかなり厄介なことです。
そこで中年ニートについてみてみましょう。
増え続ける中年ニートの現状
ニートというのは親からお小遣いをもらい、自分の好きなことだけをして仕事もせずに引きこもり状態で毎日過ごしている人ですよね。
ゲームやギャンブル三昧で、自分でお金を稼ぐ意思がない人を指します。
このニートが最近は高齢化してきているそうです。
40代50代になってもお小遣いをもらい、結婚も仕事もせずにゲームに夢中になっている人が増えてきているそうですよ。
総務省の2016年の労働力調査では、35~59歳の中年ニートは123万人いるという事らしいです。
しかも、中年ニートの数は2010年より5%も増えているそうです。
このままじゃニートだらけになっちゃうのではないの?
中年ニートになる理由
35~59歳と言えば、団塊の世代のジュニアですよね。
戦後の高度成長期に必死で頑張ってきた団塊の世代である親世代はある程度安定した生活を送れるようになりました。
その子供世代は、第二次ベビーラッシュで同世代の子が多く、競争社会の中で生きる道を模索してきました。
親が苦労してきたからこそ、子供には楽をさせてやりたいと思う人情がニートを作り出してしまったと言えなくもありませんね。




と、生活に余裕がある親世代が子供を甘やかしてしまった結果かもしれません。
右も左もわからず「若いから」で許されてきた世間の風も、中年には容赦ありません。
結果、歳をとればとるほど社会復帰が難しくなり、何も嫌なことが起こらない自分の家の中で引きこもって日々を過ごすのが中年ニートになってしまう原因です。
中年ニートの親や兄弟は悲惨
中年ニートでも生きていけるのは、親がお金を出してくれているからです。
しかし親も歳を取っていきます。自分たちの老後の資金にと貯めておいたお金もやがては子供にすべて吸い取られて、貯金は無くなり、年金だけが生活費になってしまいます。
その年金さえも持って行かれると、食費もなく病院に行くことすらできなくなります。
やがて苦しい思いのまま、親が死亡すると中年ニートの子供には年金さえ入らなくなり、今度は兄弟に無心に行きます。
そんな事態になっても働こうという気にもならず、周りの人は血縁だからこそ巻き込まれて悲惨なことになりかねません。
悲惨な末路にならない為のニート脱却への道とは
やがては兄弟・親戚からも縁を切られ、頼る親もいなく一人世の中に放り出され、ホームレスになりどこかで死んでしまったということにもなりかねません。
一度しかない人生、こんな悲惨な一生で幸せですか?
お金の価値は人それぞれです。
中年になってから一流企業への就職は確かに難しいものがあります。
とりあえず、アルバイトでもいいのです。
ほんのわずかでも自分で稼ぐということが大事です。
年齢的に若い人の下で働くのはプライドが許さないという人もいるかもしれませんが、世の中には在宅ワークもありますし、タクシーの運転手のように一人でいる時間が長いものもあります。
行政や民間の相談窓口に行ってみるのも一つの方法です。
とにかく仕事をしようという気持ちを持ちましょう。
まとめ
中年になっても自分にできる仕事は必ずあります。
40代や50代で人生をあきらめるのは早すぎます。
一生ニートでいられるわけはありません。どこかで区切を付けなくてはならない時が来るはずです。
しかし中年ニートの中には難病などで働きたくても働けずにいる方も多くいるのも事実。
ニート=怠け者とは限らない事を周りの方が理解する事も重要です
一度や二度であきらめずにニート脱却の道を目指しましょう。