初心者でも失敗しないオクラ育て方のコツは水・肥料・温度!
野菜を自分で作って食べることができたら美味しいだろうな…と思ったことはありませんか?
最近では家庭菜園に挑戦する中年の方も増えてきていますよね。
貸農園を借りるため、抽選しなければいけないというところも多く都心では抽選に当たらない場合もあるようです。
野菜作りは楽しいけれど、なかなか思うようにはうまくできないという人もおられるでしょう。
そこで今回は、ネバネバが体にも良い夏の代表的な野菜、オクラを上手に育てるコツを解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
オクラ栽培で注意すべき事
オクラはアフリカ原産なので暑さに強く、病害虫にも強いので大変育てやすい野菜です。
オクラには、ビタミンA、B、C、E、カルシウム、食物繊維、鉄分などが豊富に含まれている栄養いっぱいの野菜です。
オクラの生育適温は20℃~40℃と暑さに強い反面、低温には弱く10℃以下になると発育不良を起こします。
その為オクラは暖かくて温暖な南国で主に収穫されるのです。
寒い北国だとちょっと厳しいかもしれませんね。
そしてオクラはかなり大きくなります。
高さが1mを超えることは珍しくなく、その分、根がかなり張りますし肥料も多くいります。
大きく育てるためには株間を広く開けるようにしましょう。
苗を購入する場合でも種から育てる場合でも、最終的には1本立ちにして隣の芽との間は少なくとも30cmは離すようにします。
少しでもたくさん取りたいと欲張って密集させると逆に肥料切れを起こし、共倒れになってしまいます。
隣同士が近すぎると感じたら、間引きする勇気も必要です。
またオクラは高温多湿を好みます。
土が乾かないように水やりはこまめに行います。
ぐんぐんと成長させるためには追肥も必要です。
だからといって肥料のやりすぎは禁物ですが、2~3週間に1、2度程度肥料を上げましょう。
実を多く収穫するには?
オクラは適切な肥料と水分と温度があれば、ぐんぐんと成長していきます。
高さが2m以上に伸びる場合もあります。
あまりに高すぎると収穫が難儀になってしまいますので、手ごろな高さまで伸びたら一番上のこれから伸びそうな芽を切り取ってしまいましょう。
切ることでそれ以上は伸びず、下の方から脇芽がどんどん出てきます。
収穫期を迎えたオクラは、早めに取ることでオクラの実に行くはずだった栄養が脇芽の方に回りますので、次の収穫まで早くなります。
オクラは非常に成長が早いので、収穫時期を逃さないように毎日でも取りに行った方がいいですよ。
オクラは作りやすい反面、慌ただしい野菜でもありますので時間があまりないという方は、何本も植えずに1~2本程度にとどめておいた方が良いかもしれません。
うまくいけば1本に対して30個ぐらいの実が収穫できますよ。
摘芯のコツ
オクラは成長が早い分、栄養もたくさん必要です。
本枝と葉っぱの境目から花が咲き実が生るのですが、実を収穫したら2段下の葉は切り落としましょう。
下葉を切り取ることで葉っぱに行く栄養素が他の実に回りますので、上の実の成長が早くなります。
また葉っぱが生い茂りすぎている場合も、適度に切り落とし、風通しをよくしてあげることも大切です。
オクラの育て方のポイント
- 株間を広く取り根が十分に広がるようにしましょう。
- オクラは高温多湿が好き。霜や低温には弱い。
- 水と肥料は十分に与えましょう。しかし肥料の与えすぎには注意!
- 下の方の葉っぱは収穫期を迎えたら随時、切り落としていくと長く収穫できます。
- 葉っぱが混んできたら切り落として風通しを良くする。
オクラ栽培の注意点
昼間の気温が10℃以上あっても、夜になると冷え込んでくる季節になるとオクラの葉っぱは枯れてきます。
この枯れてくる葉っぱを水切れと勘違いしてお水をたくさん与えると、夜になって土の中が余計に冷え込み根をやられてしまいます。
秋口になるとオクラはラストスパートになりますので、無理をして水や肥料を与えても効果は出ません。
寒くなってきたら取れるだけにして、片付ける方向に向かいましょう。
まとめ
オクラは作りやすいですが、回転が非常に速いです。
ちょっと早いかな?と思うぐらいの大きさのオクラをどんどん収穫しちゃいましょう。
実が10㎝を超すと固くなります。
のんびりしているとアッと言う間に実が大きくなってしまうので、自宅ではなく貸農園の場合収穫期はこまめに様子を見る事が大事です。
オクラは栄養価が高い夏野菜ですので、積極的に食べるべき野菜です。
家庭菜園で収穫する事ができたら野菜嫌いなお子さんも食べてくれるかもしれませんよ。
今年の夏こそはオクラ栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか?
|
収穫出来たら絶品おかずに挑戦!
お弁当にもオクラは簡単便利です。