尿漏れの原因骨盤底筋の衰えを回復・鍛えるトレーニング法とは?

男性も女性も40代を超えてくると、出てくる悩みがあります。
それが何かと言うと、ある瞬間に意図せずに尿が漏れてしまう「尿漏れ」です。
くしゃみをした瞬間、スポーツなどで力んだ瞬間、さらには男性であればトイレに入った直後など、ふとした瞬間に尿漏れを経験した人は、なんと中年の男女の50%にも及びます。
この尿漏れの原因は何でしょうか。
中年になってくると、骨盤底筋という筋肉が衰えてきます。骨盤底筋が緩むことによって起きるのが尿漏れなのです。
尿漏れ対策には尿漏れパッドを使用するということもありますが、できれば尿漏れはしないに越したことはないですよね。
尿漏れパッドは便利なアイテムではありますが、一度使ったらずっと使わなければならないことになります。
やはり自分自身が尿漏れパッドを使っているという事実は、老いを実感してしまってショックな人も多いでしょう。
ですが安心してください。
骨盤底筋は鍛えることができます。
骨盤底筋を鍛えなおすことによって、尿漏れは治すことができるのです。
尿漏れを治すトレーニングとは一体どんなものがあるのでしょうか。
その方法をまとめてみました。
骨盤底筋を鍛えるトレーニング法
尿漏れ対策の骨盤底筋を鍛えるトレーニング方法は、様々な方法がありますが、基本的には一人で何も器具も使わずにトレーニングすることができます。
その方法も簡単で効果も実感できますので是非やってみてください。
横になってやるエクササイズ
・仰向けに横になります。
・膝を立てます。足の裏はしっかり床につけます。
・肛門と膀胱の辺り(女性であれば膣)を意識して締め上げます。
・10秒間締め上げたあと、また10秒ほど緩めます。
これを繰り返し、できれば10分ほど続けると効果的です。
慣れないと締め上げることができませんので、疲れたら30秒ほど休みつつ、続けられるようにしていきましょう。
横になりながら腰を上げるエクササイズ
同じポーズをとります。
・今度は息を吸いながら腰とお尻を上に持ち上げます。
・背中や肩に体重が乗るように、膝から肩に向けてまっすぐになるようにお尻を持ち上げます。
・この状態を維持できるように頑張ってください。
・お尻を下げる時は息を吐きながら行なってください。
こちらも交互に、 10秒ずつ(大変であれば5秒)10回程度行うことが理想です。
座ってやるエクササイズ
・壁にもたれかかり、足を開いて膝を立てます。
・このポーズのまま、同じく肛門や膀胱の辺り(膣)を引き締めます。
・こちらも10秒間ずつ、引き締めたり緩めたりします。
適度に休憩を挟みながら約10分ほど繰り返します。
身体のどの部分を意識する事が大事?
トレーニング効果が高くなるには、体のどの部分を意識すれば良いのでしょうか?
骨盤底筋を鍛えなくてはならないので、意識すべきは肛門と膀胱の辺り(膣)です。
今日はここが緩んでいることが尿漏れの原因なっておりますので、この辺りを重点的に鍛えることが大事です。
普段の生活で取り入れる方法
普段の生活で簡単に取り入れる方法があるとすれば、電車やバスなどに乗っているときかと思います。
この時に、 肛門や膀胱のあたり(膣)を締めたり緩めたりする運動ができれば、通勤の時の時間も無駄にならずに、トレーニングをすることができます。
さらには寝る前などに横になって行うなど、 生活の一部にしてしまうのが習慣にしやすいかと思います。
まとめ
尿漏れ対策には、尿漏れパッドも良いのですが、 骨盤底筋を鍛える運動することによって、尿漏れを改善することができます。
トレーニング効果は絶大ですので、是非生活の一部の中に尿漏れ対策エクササイズを取り入れてみましょう。
尿漏れパッドみたいな早急な対策ではありませんが、尿漏れが治ったという事実は、あなたの自信を取り戻してくれるのではないかと思います。
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