白髪を抜くのが楽しく気持ちいい?それって頭皮に大ダメージ
鏡を覗き込んだら白髪を発見。あなたはそんな時どうしていますか?
中には即効抜くという方も多いのではないでしょうか?
さらに抜いた時の快感が堪らない、気持ちいいと思っている方も実は結構います。
毛を抜く事ってちょっと中毒になりやすいと思いませんか。
あの抜いた時に毛穴からプスっと抜けた時の快感が忘れられないなんて気持ちになる方意外に多いのです。
ただこの白髪を抜くという行為、結構危険なのです。
というのも頭皮にダメージを与えてしまうからです。
- 白髪を抜くのが快感の人は中毒に陥っているのかも
- 白髪を抜く事で白髪に勝った気がする
- これを止めないとハゲになる
この記事では白髪を抜くとどういった影響があるのかを見ていきたいと思います。
意外と多い白髪を見つけるとムキになって抜く人
白髪を抜いた事がある人はもう経験済みかもしれませんが、白髪を発見するとムキになって抜いてしまいませんか。
白髪って何故か短かったり、奥に入ってしまったり、逆に隠しても出てきてしまったり。本当に疎ましい動きをするのですよね。
だからか、こっちも負けじと没頭してしまいます。
また、1本見つけると
「ゴラー!白髪どこにいるんじゃー許さんぞ」
など他にもあるのじゃないかと鏡の前で孤独な戦いが始まるわけです。
また、毛を抜くという行為は中毒のようにハマる可能性があります。(抜毛症というわけではなく) 上手く抜けた時の快感や、たまに髪の毛の根元についてくる透明の塊が出た時は抜いたという達成感があります。
ちなみにこの透明の塊は毛根鞘といいます。これは髪の毛が毛穴から抜けないように固定しているものです。だからか抜けた時の快感が生まれるのかもしれません。
薄毛で悩んでいる方は一本でも抜けるとショックなのに、喜んで白髪を抜いている人の行動は理解不能なようですね。
老けた感じがする白髪を征伐するのが楽しい?
また白髪を抜くのが楽しいと感じてしまっている方は結構重症かもしれません。
この多くの人は白髪を抜くことで、認めたくない老いに勝つような気がして楽しさを感じるようです。
白髪を抜いたからといって若返るわけではありません。
もちろん髪の印象は人の印象を変えるほど影響力がありますが、白髪を抜いても老いは進みます。
抜いても抜いても老化は止まりません。
抜くことは老いに勝つわけではありません。冷静に他の手段で白髪に勝つ、または受け入れませんか。
それはハゲ街道まっしぐらへ
白髪を抜くことって、皆さん安易に考えているところがある気がします。
白髪の1本や2本くらい何ともないよ、と言うかもしれませんね。確かに1本や2本ならいいのですが、白髪を抜くことに気持ち良さや楽しさを見出してしまった人が1本や2本で終わるわけがないのです。
白髪がまだ少ないという人は特に危険性を考えられないかもしれませんが、続けていくといずれハゲになります。
これが白髪を抜くことの1番怖い所です。
白髪を強く引っ張って抜くことで毛根と皮膚にダメージを与えます。
そもそも髪の毛は毛母細胞と色素細胞(メラノサイト)という2つの細胞から作られています。
そのうち何らかの影響で色素細胞が活動しなくなると髪に色をつけるメラニンを作れず白髪が出来ます。
さらに、白髪を強く引っ張って毛母細胞にダメージを与えると髪の毛そのものが生えなくなってしまう恐れがあります。
すぐに生えなくなるわけではありませんが徐々に薄くなっていき、次第に生えてこなくなるわけです。
というのも何回も繰り返し抜いてしまうとダメージどころか毛根が死んでしまうのです。
一度死んだ毛根から髪が生えてくることは永遠にありません。
白髪を抜くか、ハゲ、薄毛を受け入れるかの2択になるわけです。
ハゲてしまっては後には引き返せません。
気持ち良さ、楽しさを引き換えにあなたはハゲを選択できますか。
抜くより切る
では、どうしたらいいのか?
冷静に切って下さい。
恐らく白髪を抜く人の心理としてはそれじゃあすぐ伸びてしまうから根本的な解決にはならないと思うでしょう。
髪そのものを根こそぎ抜いてしまいたいという気持ちはわかります。
すね毛や脇でしたらその方がいいでしょうが、髪の毛はその人の雰囲気、印象を左右させます。
「あの人最近白髪増えてきたね。」と「あの人最近薄くなってきたね。」とどちらを言われたいですか?
もしくは言う方の気持ちになってみて下さい。「最近白髪増えた?」は聞きやすいですが、「最近薄くなった?」って言いづらくないですか?
白髪を見つけたら、鏡の前で一度自分の顔を見つめてハゲた自分を想像してみて下さい。抜きたい衝動もすっとなくなるはずです。
まとめ
白髪を抜きたい人は結構いると思います。
ただ白髪を抜くことによるリスクはかなり大きいものです。
沢山の理由で薄毛やハゲに悩む人は沢山います。
わざわざ自分でハゲのきっかけを作ることはあまりにも代償が大きすぎます。
確かにあの快感は忘れられないかもしれませんが、後悔する前に、抜くから切るにシフトチェンジされることをお勧め致します。