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復讐するは我にあり!死後離婚は姑の同意など必要ない

最近よく巷で耳にするようになった死後離婚ですが、どうしてそんなに話題になったのかご存知ですか?

2014年に亡くなったET‐KINGのTENNさんの自殺の理由が妻上原多香子さんの不倫が原因だったと週刊誌で報じられました。

しばらくはTENNさんの森脇性を名乗っていた上原多香子さんですが、新恋人の脚本家との熱愛が発覚すると突然「籍を抜きたい」と言いだしたのです。

つまりこれが「死後離婚」を意味することから昨年あたりから話題となり良く耳にするようになった訳です。

この死後離婚、もちろんデメリットもありますが、前々から夫の家族といい関係を築けてなかった人には結構いい事尽くしに思えるかもしれません。

そもそも死後離婚とはどういうものかというと夫との縁を切るというより、夫の家族、姻族と縁を切ることにあります。

死別した場合、その後離婚届を提出する必要はありません。配偶者が亡くなった時点で婚姻関係は解消されるからです。

ただ姻族との縁は配偶者が亡くなった後もなくならず、残ってしまうのです。

夫がいるときは夫をたてるために姑との確執にも耐えていたという人も少なくありません。そんな方の味方な手続きが姻族関係終了届なのです。そしてこの姻族関係終了届というのがいわゆる死後離婚と言われているものになります。

-この記事のザックリとした内容-

  • 所詮夫(妻)は他人、その姻族とはもっと他人
  • 夫(妻)が亡くなれば婚姻関係は解消されるが姻族との関係は残る
  • 夫(妻)が亡くなれば介護義務はないが扶養義務が生じる場合も
  • 死後離婚届け(姻族関係終了届)は姻族の同意は必要無い

死後離婚は今後益々増えていくものと思われます。なぜならこれからの日本は超高齢化社会へと進んでいく事で老老介護が増えます。

老老介護とは高齢者が高齢者を介護する事を言い精神的にも肉体的にも限界となってしまうケースが多いのです。

仲の良かった姑ならまだしも険悪な仲だった姑の介護をする事は精神的ストレスで自分も共倒れになってしまう事も考えられるのです。

そこで考えつくのが死後離婚かもしれないのです。

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夫の生前から険悪だった姑との関係に我慢も限界

限界
嫁姑問題っていつの時代にもなくならずに問題視されていますよね。もちろんお互い人ですから合う合わないの相性もあると思います。

姑によっては理不尽に怒ったり、嫌がらせをしてきたり。そのくせ、自分の時はもっと大変だったというアピールまでして同情を買おうとする。どんな形であれ、夫が亡くなってからもこの関係を続けるのは酷な話でしょう。

また姑によっては夫が亡くなったのはあなたの管理がしっかり出来ていないからと言われる人もいるようなのです。ただでさえ嫁という立場って弱く感じてしまいますよね。

一緒に住んでいれば尚更のこと、他人の家に住んで自由もなければプライバシーもない。そんな姑の場合、大抵夫に相談しても何もアクションを起こしてくれない事が多いですよね。

夫が亡くなってまで何故一緒にいなければならないのか、口出しされたくないという方、多いと思います。そこまでして一緒に居なくてはならないのでしょうか。

夫の死後何故私が姑の面倒を見なければ?

夫が亡くなると、夫との婚姻関係は自然となくなります。そのため離婚届を出さずとも再婚する事が出来ます。

ただこの姻族との関係はなくならずにそのまま残ります。姑との関係が悪い場合、何が一番問題になってくるかというと誰が姑の面倒を見るかという事です。

夫がいるならまだしも、いない今もはや姑は他人ですよね。実際、法律でも介護義務というものは存在しません。あるとすれば扶養義務です。

経済的に負担をする義務ですね。だとしても義務があるのは直系血族と兄弟姉妹になります。嫁の場合、姻族の中では一親等になりますが直系血族ではありませんので義務はありません。

また、介護義務はなくても身上配慮義務というものはあります。もちろん世話をするのではなく、介護業者と契約、施設の入所手続きをするといったことです。これも全て直系血族と兄弟姉妹になります。

その為直接嫁に義務があるわけではありません。あるとすれば夫ですが夫が亡くなったから嫁というわけではありません。

とは言っても、夫が請負えばそのまま嫁も一緒に義務を果たそうとするのが当たり前になってしまいますし、それを当然と思っている姑も少なくありません。

また兄弟がいない、夫も1人っ子の場合はどうするのかという話になってしまいます。義務はなくとも、自然と嫁が看なくてはいけないという雰囲気になってしまうのが現状なのかもしれません。

姻族関係終了届を提出するに姑の了承は不必要

姻族関係終了届
さぁそんな時の姻族関係終了届ですが、実は姻族の同意は必要ありません

そのため、姑が認めまいが卑怯者と叫ぼうが受け付けてもらえるのです。そもそも事前に伝える必要も特にありません

先に報告して嫌な思いをするくらいなら事後報告というのも一つの手です。またすでに姻族関係終了届を提出している方の中には、伝えずに手続きを済ませ未だに姑や家族は縁を切ったことを知らない、というパターンを取った方もいます。

この場合は、いざという時の切り札でもあるようです。死後離婚がメディアなどで取り上げられてからは急激に姻族関係終了届を提出する人が増えているそうです。

この届でリベンジを果たす人もいれば、姑との仲はさほど悪くないが面倒を減らしたいという理由で行う方もいるようです。

積年の恨みを晴らすことはできるが・・・

さて、ここまでお話するとあとは姻族関係終了届を出すだけと意気揚々かもしれませんが、一度ここで本当に良いのか考えて下さい。

まず、お子様がいる方の場合お子様は縁を切れないのであなたのせいで祖父母と会えなくなるかもしれません。

また一度届を出すと元には戻れません。後悔は出来ない覚悟が必要です。

また、一緒に住んでいる場合や近くにお住いの方は顔合わせるのは気まずいでしょう。そのため引越しせざるを得なくなります。

また良心が痛むかもしれません。人との縁、ましてや一度家族となった人との縁を切るのは、それなりに代償が伴うという事を忘れないようにしましょう。

まとめ

今流行りの死後離婚で、険悪な関係の姑をぎゃふんと言わせることが出来るでしょう。

もちろんぎゃふんと言わせなくとも、今酷く悩み苦しんでいる方には救いの手にもなります。

ただやはり、メリットだけではなく、罪悪感や子供の事など考慮しなければならないこともあるという事を踏まえて行うことをお勧め致します。

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