ほうじ茶はカフェインが少ないから寝る前飲んでも大丈夫って本当?
食後にお茶、ちょっと一息にお茶。
日本人はお茶の文化が強く色んな場面でお茶を飲むことがあると思います。
大好きなお茶だけど、結構気にされるのは、お茶に含まれるカフェイン。
ノンカフェインを選ぶ人が多くなってきたのもここ最近です。
寝る前にお茶を飲みたいけど、お茶の作用が気になる人も多いと思います。
そんなお茶の中でもカフェインが少ないと言われているのがほうじ茶です。
ほうじ茶なら寝る前に飲んでも問題ないのか気になりますよね。




そんなほうじ茶の素朴な疑問にお答えしますので、先ほどの疑問をお持ちの方はぜひお読みくださいね。
何故、ほうじ茶にはカフェインが少ない?
ほうじ茶は最近カフェインが少ないという事でヒットしたお茶の1つです。
ほうじ茶の商品がカフェやペットボトル商品で人気になりました。
私もほうじ茶ラテにハマったその1人です。
緑茶やコーヒーにはカフェインが多く含まれているのは周知の事実ですが、ほうじ茶はどうなのでしょうか?
お茶といえば、緑茶や烏龍茶、紅茶と色々ありますが、全て同じ茶葉から出来ています。
その茶葉の発酵工程の違いで様々なお茶に様変わりしているのですが、ほうじ茶は緑茶を炒ったものです。
ちなみに緑茶は非発酵、紅茶は発酵です。
この炒るという工程で緑茶に含まれるカフェインも飛ばしてくれるのです。
緑茶(玉露)の時には100mlあたり約130gだったものが炒ることにより100mlあたり約20gまで減少させることが出来るのです。
その為、ほうじ茶のカフェインはゼロではありませんが、かなり少量で大人には特に影響のない量だと言われています。
寝る前にお茶を飲むと寝られなくなる人も多い
寝る前にお茶を飲みたいという方も多いはずです。
そんな私も朝はコーヒー、寝る前は必ずホットのお茶を寝室に用意するというのが日課ですが、気になるのはお茶を飲むことによって目が覚めてしまい、寝られなくなってしまう事ですよね。
お茶に含まれるカフェインは興奮作用がありますので、やはり目と頭が冴えてしまいます。
その為、眠くなったらコーヒーを飲むという方が多い訳です。
ちなみにこのコーヒーは100mlあたり約160gのカフェインが含まれています。
ただ、だからといってお茶が全て眠れなくするのかというとそういう訳ではありません。
ほうじ茶にもカフェインは少量ながら含まれていますが、この炒った事によりカフェインの代わりに増えた成分があります。
それが「テアニン」です。
この「テアニン」はリラックス効果が期待出来るのと、睡眠の質を良くしてくれる効果があるので寝られないどころか良く眠れる効果があります。
それでもカフェインがどうしても嫌な方は、麦茶、そば茶や、妊婦にも定評のあるたんぽぽ茶、ルイボスティーはカフェインゼロですのでおすすめです。
寝る前飲むとお茶の利尿作用でトイレに起きることも
そして寝る前にお茶を飲むことで気になるのはお茶の利尿作用です。
気持ちよく寝ている時に、トイレで起きたくないものですよね。
お茶にはもちろん利尿作用がありますが飲み物によってその効果の表れ方が違います。
利尿作用をもたらす成分はカフェイン、カテキン、サポニン、食物繊維などがありますが、やはりカフェインは特に利尿作用が強いです。
コーヒーに含まれているようなカフェインは即効性が強いのですが、お茶にはそこまでの即効性はありません。
お茶の中では紅茶が一番即効性あるでしょうし、緑茶は玉露であればカフェインも多いので利尿作用は高く、また緑茶自体身体を冷やす作用があるので、利尿作用が働きます。
麦茶もカフェインは含まれていないですが、緑茶と同じで身体を冷やす作用がある為利尿作用があります。
そこでほうじ茶ですが、ほうじ茶はカフェインゼロではありませんが作用が薄く、他の利尿作用がある成分は含まれてはいても少量なので利尿作用効果は高くありません。
もちろんゼロではないので利尿作用が全くないわけではありませんが、ほうじ茶の特徴として利尿作用がゆっくり働くという点から、他のお茶より心配要らないでしょう。
昔から食後にお茶を飲むのは何故?
そんなお茶ですが、昔から食後にお茶を飲むのは何故でしょうか。
レストランでも食事中か食後か選べるところが多いですし、自宅でも食事が終わった後、お茶を入れるのが習慣になっている気がします。
これは口の中を清潔にさせる為だと言われており、食後の口臭を防ぐためです。
その為、食後のお茶に適しているのは濃いめの煎茶や番茶やほうじ茶がおすすめです。
これらのお茶にはカテキンやタンニンが含まれています。
カテキンは、口の中を清潔にする効果や、口臭を予防する効果があります。
タンニンには抗菌作用や口の中の油脂をすっきり洗い流してくれるのです。
まとめ
日本の文化にお茶は欠かせませんが、最近ではそのお茶の種類も豊富で、沢山ある選択肢から選べるようになりました。
様々な場面で飲まれていますが、そのタイミングによっては利尿作用や、含まれる成分も気になるところ。
お茶なら全てカフェインが強いと言うわけではないと言う事をよく理解していただけたと思います。
そんなお茶の中でも色々解決してくれるのがほうじ茶です。ブームに乗ってあなたもほうじ茶ライフを楽しんでみませんか。