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血は赤いのに手の甲の血管が青く見えるのは光の反射と錯視が原因

「血の色って何色?」
「赤に決まっているじゃない」
「じゃあどうして手や腕の血管は青いの?」
「・・・・・」

子供にこんな質問をされて返事に困ってしまった人もいるのではありませんか?

改めて考えてみると不思議ですよね。

確かにけがをしたり血液検査で血を抜いたりすれば、血の色は赤いです。

この赤い血を見ただけで倒れちゃうという人もいますよね。

でも自分の手の甲や手首を見ると血管が青く見えますよね。

そこだけ青い血が流れているわけではないはずです。

そこで手の甲の血管はなぜ青く見えるかを調べてみました。

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加齢と共に手のハリが失われて血管が浮き出てきた

加齢とともに手の甲などに血管が浮き出てきたという人もいることでしょう。

その浮き出た血管が青っぽく、なんだか痛々しくも見えますし、しなびたように見えて老けて見えるので嫌だなあと思いますよね。

でも実際しなびてきているのですよ。

25歳を過ぎたあたりからお肌の潤いはどんどんなくなっていきます。

潤いが無くなるとハリがなく、骨の形がわかるほどになります。

血管は元々から手の甲や全身にあるものなのですが、ハリがあると皮膚で見えにくかった血管にハリが無くなることで浮き出たようになっちゃうのですね。

血は赤いはずなのに浮き出た血管が青いのは何故?

手のひら

では、浮き出た血管が青く見える訳を解説します。

人の血管には静脈と動脈があります。

簡単に言うと心臓を基点として酸素や栄養のある血液を全身に送るのが動脈、細胞から出た二酸化炭素や老廃物(ゴミ)を心臓に戻すようにしているのが静脈です。

静脈を通って戻された汚れた血液は心臓から肺へ送られ、酸素と栄養のある血液に変身させてまた動脈に送り出します。

これを繰り返して人は生きているのです。

具合が悪くなるとハァハァ言うのは、少しでも多く酸素を取り入れようとしているからなのですね。

動脈も静脈も中を通っている血液は赤色です。

血の色が赤いのは含まれているヘモグロビンの影響と言われていて、カタツムリやタコやイカなどの軟体動物の一部はヘモグロビンの種類が違うので血の色が青いのだそうですよ。

だけど手の甲などに浮き出ている血管は青く見えますよね。

赤が青に見えるのはなぜか。それは光の反射が作用しています。

光には色があって人間が見える色というものがあります。

光の反射の角度や強さによって見える色が変わります。

空が青く見えたり夕日が赤く見えたりするのも光の屈折具合なのですね。

腕などに見られる血管というのは静脈です。動脈はもっと奥の方にあるそうです。

静脈は酸素を含んでいないので動脈に比べて暗い赤色をしているそうです。

その暗めの赤に皮膚を通して光が反射すると赤よりも青を強調しちゃうのだそうです。

皮膚の薄いまぶたの裏や唇は赤いですよね。

つまり、もし人が全身唇ぐらいの薄い皮膚で覆われていたら、体中が真っ赤に見えたかもしれないということです。

錯視

光の反射もそうなのですが、他に血管が青く見える原因として考えられるのが、錯視と言われる現象です。

血管は実際には青ではなくグレーに近い色なのだそうです。

そこで下の絵を見ていただきたいのですが

左と右とでは中心の灰色が濃く見えますか?

右の方が濃く見えませんか?

でもね、左も右も全く同じ色なのです。

ある色の周りに濃い色を配置すると中心の色は薄く見え、周りに薄い色を配置すると中心の色は濃いと錯覚してしまうのです。
これを錯視というのです。

これは肌にも同じことで、色黒の人に比べ色白の人の血管の方がより青く見えるのです。

錯視研究の第一人者である北岡明佳先生の本は非常に興味深く見ていて飽きません。

肌が白い人は特に青い血管が目立つ

般若
誰でも血管というものがありますけど、肌が白い人は特に青い血管が目立ちますよね。

手の甲や腕は特に自分で見やすいので気が付きますが、肌の白い人は足やお腹、胸などにも青い血管が見えることがあります。

本当に白い人は、こめかみやおでこにも青い血管が浮き出ていますよ。

ちょっと般若のようで怖いです。

青い血管が手の甲中に浮き出ているのは老化にしか見えなくショック

一般的に若々しい子供や若者の手の甲には青い血管はほとんど目立ちませんが、加齢と共にだんだんと手の甲には青い血管が目立つようになります。

それはつまり手の甲の青い血管が目立つ=老化

なのです。

血管が青く見えるのはどうしようもないですが、手の甲に浮き出たようになるのは嫌ですよね。

血管が浮き出てしまうのは、血の流れが悪く血管の中で血が渋滞しているからとも言われています。

どろどろの血液は渋滞しやすく、血管が太くなってしまったということも考えられます。

さらに加齢によりハリが無くなり皮一枚だけで覆っているので血管が浮き出たようになってしまうのですね。

色が白いから目立つ、ならば黒くなればいいと日焼けしちゃおうというのはNGです。

紫外線のダメージで余計に潤いが逃げていき、ハリどころかシミやしわまでできちゃいますよ。

まとめ

血は赤いはずなのに血管が青く見えてしまうのは光の反射と錯視が作用しているのです。

そして青い血管が手の甲に浮き出ていると誰がどう見ても老化を感じてしまうのです。

いくら身なりが上品で、顔のシワが無くても手の甲を見られると大体の年齢がばれてしまう訳です。

浮き出た血管を目立たなくするためには、やはりハリと潤いを取り戻すことです。

ハンドクリームなどをこまめに付けて水分が逃げないように気を使いましょう。

手のマッサージをするなどして、手の若さを保つようにすれば青い血管も目立たくなります。

加齢が気になる中年世代は手の甲にも細心の注意を向けましょう。

自分の手の甲に年齢が書いてあるのがわかりませんか?見えませんか?他人からは見えていますよ。
55歳

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