高血圧の原因は塩分以外にもあり?中年期は健康習慣を心掛ける
中年期になると多くの方が悩まされるのが高血圧です。
年に一度の健康診断で要観察の欄にチェックされているのを見るとついつい不安になってしまいます。
そこで高血圧の相談で病院に行けば必ずと言っていいほど塩分についての注意を受けますよね。
確かに塩分は高血圧になる原因の一つと言われています。しかし実は塩分以外にも高血圧の原因があるのです。そこで高血圧の原因を調べてみました。
- 高血圧は重大な病気になるサインとして認識する必要がある
- 一般的に高血圧の原因は塩分と言われているがそれだけではない
- 生活習慣の改善が高血圧改善にもつながる
高血圧で悩んでいる中高年は非常に多い割には普段の生活であまり意識しない方が多いように見えます。
「今はまだ大丈夫」
「特に具合が悪いわけではないし」
などたかをくくって油断していると、重大な病気を引き起こす事になるかもしれませんので他人ごとと思わない事が大事です。
重篤な症状の序章となるおそれがある高血圧
高血圧は放っておくと動脈硬化になる可能性がある怖い病気なのです。
動脈硬化になると脳や心臓・腎臓に悪影響を与え重大な病気の原因にもなってしまいます。時には命を落としてしまうことさえあるとても恐ろしいものなのです。
なので高血圧はちゃんと治療して下げることで病気の予防にもつながります。
では一体なぜ高血圧になってしまうのでしょうか?
血圧とは酸素を含んだ血液が血管を通って全身に流れる時に血管の壁を押す圧力のことです。
血圧は常に一定という訳ではなく様々な状況で上昇したり下降したりします。
健康な人は一時的に上昇してもすぐに下がりますが、高血圧の人はずっと高い状態が続きます。血管を押す圧力が強い状態のままだとやがては血管が耐えきれず破れてしまったりして重篤な病気になる可能性もあるのです。
高血圧は塩分の摂りすぎが主な原因と言われていますが実は他にも原因があります。
減塩だけでは高血圧は治せないということですね。
高血圧の治療は原因をよく理解してから取り組む方が効果的ですよ。
高血圧の定義
血圧は上が135 mmHg、下が85 mmHgを超えると高血圧とされています。数値が低いのはそれほど問題ありません。
上で述べた通り、血圧は状況によって簡単に上下します。なるべく毎日同じ時間に血圧を測って自分の日頃の血圧の数値を把握しておくことが大事です。
私の場合、寝室に家庭用の血圧計が置いてあり、朝起きてすぐに測り寝る前に測るようにしています。横にはすぐ書き込めるようにノートとペンを置きっぱなしにしています。
高血圧の原因は塩分と言われているのは本当?
ところで高血圧の原因は塩分の摂りすぎと言われることが多いですが本当なのでしょうか?
塩分を摂りすぎると身体が血中の塩分濃度を薄めようとして血液内に水分を取り込んでどんどん洗い流そうとします。塩辛いものを食べるとのどが乾きますよね。水分を含んだ血液の量が増えて血圧が上がるという訳です。
健康な人は尿や汗で塩分を排出しますので血圧の上昇は一時的なものです。しかし中高年になってくると腎臓や肝臓も動きも衰え、代謝も悪いためなかなか塩分を排出できません。
結果、血液が何とかしようとどんどん血を流し続けるので血圧が上がりっぱなしになってしまいます。この状態が続くことが高血圧の原因にもなってしまいます。
つまり塩分の過剰な摂取は確かに高血圧の原因でもあるのですね。
実は塩分以外にも原因がある
では減塩すれば血圧は確実に下がるものなのでしょうか?
そう簡単ではなく高血圧は塩分以外にも原因があります。
まずは遺伝ということも考えられます。高血圧になりやすい血筋と言うものがあり、親が高血圧なら子供の時は何もなくても大人になると高血圧になる可能性は高いです。
他には肥満・睡眠不足・ストレス・タバコ・お酒の飲みすぎ・運動不足も高血圧と密接に関係があると言われています。
つまり生活習慣が悪いといくら塩分を控えても高血圧は治らないという可能性があるということです。
私はお医者さんに「体重を5kg減らせば血圧も10は下がる」と言われました。どうしても血圧が下がらなければ大きめの薬や1回に2錠処方されたりしますのでお薬代もばかになりません。節約と健康のためにも食事や生活習慣を見直したほうがお得ですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
高血圧は放っておくととても怖いものです。
もちろん塩分控えめも大事ですが生活習慣を見直してみることも血圧を下げるための早道なのですよ。
長生きは血管からともいわれていますので、目に見えない血管をしなやかに強くすることが中年期、老年期には非常に大切な事である事を覚えておいてください。