高齢者運転認識マークで間違いやすい認識や法律とは?
高齢者運転認識マーク…一般的にはもみじマークとかシルバーマークとか呼ばれている標識を付けている車を見かけることも多いでしょう。
これは運転手が高齢者ですということを、周りの車に知らせるためにつけられているものです。
では高齢者運転認識マークの本来の意味をご存知でしょうか?
初心者マークは必ず付けなくてはいけないけど・・
シルバーマークは何歳からつける?
シルバーマークは必ず付けなくてはいけない?
昔は落ち葉マークだったのに何故今はクローバーマーク?
シルバーマークは追い越し禁止?
そこで高齢者運転認識マークについて調べてみました。
わかっているようでわかっていない方が多くいると思いますので、この機会に理解を深めていただければと思います。
高齢者運転認識マークってどのような物?
これらマークの正式名称は左上から
初心運転者標識 通称 若葉マーク
高齢運転者標識 通称 落ち葉マーク又は枯葉マーク
高齢運転者標識 通称 もみじマーク
聴覚障害者標識 通称 蝶マーク
身体障害者標識 通称 四葉マーク
ですね。
運転免許を所得して1年以内の人は、運転する時に初心者マークを付けなければいけません。
「若葉マーク」とも言われていて、これは必ずつけなければ違反となるものです。
表示義務を怠った場合は累積1点と反則金4000円が課されますので注意しましょう。
そして、1997年に高齢運転者標識として涙型のオレンジと黄色の二色のマークを高齢の人が運転する車につけるように施行されました。
若葉マークに対して「落ち葉マーク」「枯葉マーク」と呼ばれることで評判が悪く、2011年2月に四葉のクローバーのデザインに変更されました。
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もちろん、以前のデザインのものを使っても構わないのですが、今では高齢者運転認識マーク全般のことを「シルバーマーク」と呼ばれることが多いです。
高齢者運転認識マークを付けるべき年齢
シルバーマークを付ける年齢とはいくつなのでしょう?
高齢者の認識は人それぞれですが、道路交通法では
「加齢に伴って生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれ」のある70歳以上の者は、高齢運転者標識を付けて普通自動車を運転するように努めなければならないとする。
となっています。
つまり70歳がシルバーマークを付ける目安ですね。
高齢者運転認識マークを付けないと違反になるの?
シルバーマークは、過去につけていなければ罰則が科せられたり、70歳から75歳に引き上げられたりと、紆余曲折があったのですが、今現在(2018年5月)は努力義務となっています。
したがって付けなくても違反にはなりませんが、70歳以上の人はできるだけ付けた方がいいですよ、ということですね。
ちなみに70歳以下の人でもシルバーマークを付けることに何も問題はありません。
高齢者運転認識マークが付いた車を追い越してはいけないって本当?
シルバーマークは高齢により身体の能力が低下して運転に影響を及ばす可能性がありますよ、ということを周りの車に認識させるためにつけるものです。
シルバーマークを付けている車は追い越してはいけないというウワサもあるのですが、そんなことはありません。
追い越しができる道路で、安全に追い越しができるのならシルバーマークの有無にかかわらず追い越しても大丈夫です。ただし、恐怖を覚える程な無理な追い越しや追い越しの際にスピード違反になるようなら追い越してはダメです。
「初心運転者等保護義務違反」というものがあり、初心者マークやシルバーマーク、聴覚障害者マーク、身体障害者マークを付けている車両に幅寄せ・割り込みをした場合には累積一点と反則金6,000円となります。
この様な危険な車は残念ながらそこらじゅうにいます。
自分の身を守る方法としてドライブレコーダーが現在では必需品となります。
映像を警察に提出することで悪質ドライバーを一人でも減らしましょう。
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無理な追い越し、幅寄せ、あおり運転や進路妨害、急ブレーキなどは、シルバーマークや若葉マークなどがついていてもついていなくても違反です。
シルバーマークや若葉マークは運転技術に不安がある人が運転していることがわかるようになっています。
ベテランドライバーはそれらの方々をサポートする必要があるということですね。
イライラせずに余裕をもって運転することが、お互いのためにもなります。
「狭い日本、そんなに急いでどうするの?」
ちょっとした余裕の無さが重大な事故のきっかけにもなりかねません。
自分は悪くないとしても、周りの人の運命さえも左右しかねないことになるかもしれません。
シルバーマークを付けている車を見かけたら、マナーを守って優しくしてあげましょう。
まとめ
シルバーマークは強制ではなく義務ですから、「年寄り扱いするな!」と付けない人もいます。
しかし付けている人は「自分は高齢で運転に不安がある」と認めているのですから、周りを走る車も余裕を持って見守ってあげましょう。
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