足臭の原因はストレスかも?心のケアでにおい対策を
足臭がひどくて気になっているという人もいることでしょう。足臭が、すごく臭う時とそうでもない時がありますよね。足臭は体質もありますがストレスが原因の時もあるってご存知でしたか?
一般的にストレスを感じた時は精神的な不安に陥り気分が滅入るなどの心の問題として捉える事が多いようですが、ストレスを感じる事で足が臭くなる場合もあるのです。
- 足の裏は一日コップ一杯もの汗をかいている
- 汗にはエクリン線とアポクリン線がありストレスを感じた時に出るのはエクリン線
- エクリン線は無味無臭だが足の雑菌と反応して臭くなる
- ストレスを軽減すれば足臭も改善される
そこで足臭とストレスの関係を解説しますので、ぜひ足臭対策にお役立てくださいね。
足裏は通常一日どのくらいかく?
足の裏には無数の汗腺があって一日のコップ一杯分ぐらいの汗をかいているそうです。足の裏に汗腺が多い理由は、水分を出すことで滑り止めの役割を果たしているということです。
犬や猫は肉球にしか汗腺がないのですが、これも適度な水分が滑り止めになっているという訳です。
人の体は足裏に限らず全身汗をかいています。暑い時期ならわかりやすいですが、冬でもある程度は汗をかいているものです。
汗そのものは無臭なのですが、放置することによって雑菌が増殖して臭い匂いが発生してきます。
特に足裏は発汗量が多いにもかかわらず、靴や靴下で覆われていることが多く、汗が蒸発しにくくて強烈な足臭になってしまうのですね。
汗にも種類がある
実は汗にも種類があります。
汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の二種類あります。
エクリン腺は全身に分布していて主に体温調節のために汗を出すと言われています。エクリン腺から出る汗は無味無臭です。
一方アポクリン腺はわきの下や乳首、下腹部などの決まった場所にしかなく、脂質やたんぱく質などにおいの元になる成分が多く含まれています。
汗と言うものは体の水分を皮膚の表面に出して、蒸発する時の気化熱で体温の調節を行っているものです。
夏に汗の量が増えるのは暑い日差しで体温が上がりすぎて身体の調子がおかしくなるのを防ぐためなのですね。
体温調節のほか精神的なものがきっかけで汗が出ることもあります。驚いたり緊張したりするときに発汗するもので、いわゆる「手汗が出る」「冷や汗が出る」と言われているものです。
わきの下や手のひら、足の裏など限られた部分でみられて、短時間にどっと汗が出てくるというのが特徴です。
その汗の種類が足臭の元
精神的ストレスを感じた時の汗はエクリン腺から出ています。エクリン腺から出る汗は無臭です。
しかし皮膚の上にいる雑菌が増殖すると臭いを放つということです。雑菌の好物は湿度と温度です。
つまり、エクリン腺の汗はすぐに拭き取れば雑菌が増えないので臭わないのですが、それでなくても足は地面から近いということで雑菌が多くいるものです。
加えて足の裏は汗腺が多くありますのでストレスなどを感じるとたっぷりと汗をかいてしまいます。
さらに靴や靴下で覆われていることが多く、濡れたままの状態になりがちです。体温もあるので雑菌が大好きな湿度と温度が揃っています。もうこれは雑菌が増えるしかないという状況ですよね。
足臭を軽減するにはストレスをためない
暑い時期に靴の中が蒸れてにおうということもありますが、冬でもにおいがきつい、あるいは家にいると臭わないのに会社に行くと足がくさくなるという人はストレスが溜まっているのかもしれません。
またきつい靴を履くと足が緊張して足汗が出やすくなります。
足臭を軽減するためにはストレスを溜めない、リラックスタイムを設けることが肝心です。
足臭をあまり気にしないことも大事です。「におったらどうしよう?」と必要以上に緊張すればますます足汗が出て余計にくさくなってしまいます。
普段から足を清潔にして足臭防止のスプレーや靴下を上手に活用することで、足臭が気にならなくなりますよ。
まとめ
足臭はストレスが溜まるとひどくなってしまいます。まさか足臭とストレスが直結しているとは思わなかった方も多いのではないでしょうか?
ストレスを溜めないように上手に気分転換をして足臭とは無縁の生活を送りましょうね。