痛風の初期症状は指先関節の痛み・腫れ・炎症!
足の付け根が痛い!これって何?
足の関節が腫れている!これってまさか?
足の関節が発熱している!これって痛風なの?
健康診断で尿酸値が高くて心配
通風に悩んでいる方、または通風ではないかと心配している方。
痛風は一度なってしまうと完全に完治するまでにかなり時間がかかります。
中にはこれから痛風になったらどうしようと思っている方もいるかもしれません。
特に会社などの健康診断で尿酸値が高いなんて言われた日には心配になりますよね。
そんな時にどんな症状が起こり得るのか知っておけば、急に発症しても落ち着いて対応出来るはずです。
今回はそんな痛風の初期症状の中でも一番多いと言われる足の指の痛みについてお話したいと思います。
激しい足指の痛み
初期症状の中でも一番多いのが足の指の痛みです。
特に足の指の付け根の部分によく起こると聞いたことがある方も多いと思います。
そして何の前触れもなく起こるのが特徴です。
また急に左右どちらかの親指の付け根に激痛が走るのがこの激しい指の痛みの特徴でもあります。
この痛みは左右同時に起こることはほぼなく、また他の関節などが同時に痛むということもありません。
この症状は初期症状の特徴として痛風の判断基準にもなっています。
このような一つの関節が痛くなる症状を「単関節炎」といいます。
痛風の初期症状はこの「単関節炎」が絶対と言われています。
そして激痛と言われるほど痛いのが特徴です。痛風の痛みを次のような表現で表されることがあります。
1.溶けた鉛を流されるような感覚
2.傷口にキリを差し込みねじり込むような痛み
3.足の指をペンチで捻られるような痛み
などと言われています。
どれをとっても激痛という名に相応しいような痛みですよね。
風に触れても痛いということから名付けられたと言われている痛風。
出来れば味わいたくない痛みですね。
親指に体重がかかればその都度痛みが走りますので、歩くことはもちろん、走る事にも日常生活に支障をきたしてしまいます。
また初期症状に起こるのはこの足の親指が約90パーセントと言われています。
もちろん痛風の症状としては、足の親指以外に足首やくるぶし、足まわり、手首、指の関節とありますが、初期症状に起こりやすいのはやはり足の親指ですので、急に足の親指の付け根に激痛が走る場合は痛風の可能性が高いと思っていいでしょう。
腫れる場合も
そしてこの初期症状には痛みだけでなく腫れてしまう場合もあります。
痛風の腫れの場合は、赤く腫れ上がり、患部がテカテカと光を持った発赤が特徴です。
初期症状に現れる親指の関節の痛み、そしてこの腫れを痛風発作と言うのです。
この痛風発作は痛みと腫れが発生してからピークまで約半日から1日程度要し、真っ赤に腫れ上がってくるのです。
炎症の場合も
さらに腫れると同時に炎症を起こす場合もあります。
炎症には4つの特徴があります。
まず疼痛、発赤、発熱、腫脹とあります。
この4つの症状があり、さらにこの関節部分に膿が出ていなければ高確率で痛風と言えるでしょう。
痛風は尿酸値が高まり、尿酸の結晶が出来ることによっておこる病気です。
この結晶を異物とみなした白血球が攻撃することにより炎症が起き、強い痛みが生じるのです。
そのため、痛風は外的要因ではなく体の内側で起きている病気なのです。
また、痛風は痛風発作と言われている所以からも分かるように一度で終わる痛みはほぼありません。
必ずと言っていいほど繰り返し再発するものです。
そのため、痛風発作の初期症状を見逃さない事が大切です。
まとめ
- 痛風の最大の特徴は激しい足の指の痛み
- 痛風の初期症状は単関節炎
- 赤く腫れ上がり、患部がテカテカと光を持った発赤が痛風の特徴
- 疼痛・発赤・発熱・腫脹などの炎症も痛風の特徴
痛風と聞くとやはり激痛を想像する方が多いのではないでしょうか。
そんな痛風は誰にでも起こり得る病気でもあります。
尿酸値の上昇を止めるためにも生活習慣を見直す必要があります。
でもいつ起きるかわからず急に起こるいわば時限爆弾のようなものになかなか対策も出来ませんよね。
その為にも痛風の初期症状を事前に知っておく必要があるのです。
特に痛風は歩行がままならなくなるくらいの激痛ですので、多くの人がパニックになる事でしょう。
少しでも痛みや精神的苦痛を和らげる為にも今この間に少しでも多くの情報を集めておくことをお勧め致します。