花博の前に知りたい。万博の移動トラブルから学ぶ備え方
*この記事は、一部プロモーションが含まれています。
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「万博って、行くまでが大変だって聞くけど、実際どんなことがあったんだろう」
そんなふうに思ったことはありませんか。
来年3月には、横浜で花博が始まります。
行ってみたい気持ちはあるけれど、車で行けるのか、電車は混むのか、帰りは無事に帰れるのか。
そこが気になって、まだ決めきれない方も多いと思います。
私も同じで、まず「過去の万博で、アクセスのトラブルはあったのか」を調べてみました。
この記事では、調べてわかったことを、できるだけ順番に書いていきます。
読み終わるころには、花博の動き方を考える材料が、少し手元に残るはずです。
過去の万博では、車や電車でどんなトラブルがあったんだろう?
万博というと、パビリオンや展示の話ばかりが目に入ります。
でも、足元の「どうやって行って、どうやって帰るか」の話は、あまり語られないんですよね。
とくに50代、60代のご夫婦だと、気になるのはこのあたりだと思います。
- 駐車場に車を停められるのか
- 電車やバスは混んでいないか
- 歩く距離や待つ時間は長くないか
- 帰りに困ることはないか
どれも、当日になってから慌てたくないことばかりです。
そこで、国内で開かれた近年の万博について、アクセスまわりの出来事を調べました。
まずは、いちばん新しい2025年の大阪・関西万博から見ていきます。
調べてみたら、思っていたよりいろいろありました

開幕初日から、入場ゲートに長い行列
2025年の大阪・関西万博は、4月13日に開幕しました。
初日の東ゲートは、入場までに1時間から2時間かかる状況だったと報じられています。
「並ばない万博」と言われていたのに、並ぶことになったわけです。
さらに、会場を出ても、最寄りの駅に入れないという声もあったそうです。
つまり、入るときだけでなく、帰るときにも待つ場面があったということです。
その一方で、別のゲートは空いていた、バスは待ち時間がほとんどなかったという声もありました。
同じ日、同じ会場でも、どこから入るかで状況がまるで違ったんですよね。
鉄道を1本に頼っていた弱さ
大阪・関西万博の会場には、つながる鉄道路線が大阪メトロ中央線だけでした。
電車で行く人は、ほぼここに集中します。
実際、鉄道の東ゲートは混みあい、バスなどが使える西ゲートはがらがらだったという見出しの記事もありました。
中央線は、開幕後、当初の想定を上回る混み方が続いたため、昼間の時間帯にも臨時の電車が走ることになりました。
行き方がひとつに偏ると、そこに人が集まってしまう。
これは、あとで花博を考えるときにも大事なポイントです。
8月13日の夜、地下鉄が止まりました
いちばん大きな出来事が、2025年8月13日の夜でした。
午後9時半ごろ、電気系統のトラブルで中央線が運転を見合わせました。
運転見合わせは約8時間に及び、会場付近では3万人以上が帰宅困難になったとされています。
帰宅困難者というのは、電車などが止まって、家に帰れなくなった人のことです。
大勢の来場者とスタッフが会場内で一夜を過ごし、休憩用に複数のパビリオンが開放されました。
気分不良や熱中症の疑いで36人が救急搬送され、いずれも軽症だったとのことです。
夏の夜に、帰る手段がなくなる。
想像しただけで、体力に自信がある人でも不安になる状況ですよね。
バスにも、それぞれ難しさがありました
電車以外の手段として、シャトルバスも用意されました。
シャトルバスとは、駅と会場のように、決まった区間を往復するバスのことです。
ただ、このバスにも課題はありました。
バスの予約はアプリが中心で、予約や支払いの手順が多く、慣れていないと手間がかかったという指摘があります。
また、混雑が予想される日の夜8時以降は、桜島駅行きのバスが完全予約制になりました。
乗り残しが出ないための対策とのことですが、「当日ふらっと乗る」という使い方が難しくなった日もあったわけです。
さらに、バスの運転手が足りず、ほかの路線の本数を減らして万博用に回す事業者もあったと報じられています。
万博の外側にも、影響は広がっていたんですね。
2005年の愛・地球博でも、つまずきはありました
少し前の万博も見てみます。
2005年の愛・地球博は、3月25日から9月25日まで開かれ、目標の来場者数は1,500万人でした。
このときは、現地の交通というより、事前の予約でつまずいた例がありました。
開幕前の3月下旬からパビリオンなどの予約システムがつながりにくくなり、4月1日まで停止になったのです。
当日の移動だけでなく、「行く前の準備」でも、人が集中すると思わぬことが起きるんですよね。
ちなみに、愛・地球博の会場だった公園では、のちにジブリパークが開園しました。
そのときは、周辺道路の渋滞が予想されるため、臨時駐車場を3か所用意し、無料のシャトルバスが10分間隔で走る形がとられています。
車で行く人を、少し離れた駐車場から乗り換えてもらう方法です。
1970年の大阪万博は、桁が違う混み方でした
1970年の大阪万博は、183日間の会期で、6421万人以上が来場したと言われています。
数字が大きすぎて、ピンとこないですよね。
そこで、混雑のようすがわかる記録を集めてみました。
まず、いちばん多かった日です。
1日の最高入場者は83万6千人で、9月5日に記録されました。平均は35万人です。
平均の倍以上の人が、1日に集まった日があったわけです。
80万人というと大体堺市と同じ位で、その人々が一気に押し寄せたという事です。
その日の夜の記録も残っています。
最終列車が出た時点でも、会場とその周辺には約10万人が残っていました。
そのため、北大阪急行や阪急は、終電の時間を急きょ延ばして対応したそうです。
さらに、この日は輸送力が追いつかず、約5000人が会場内で夜を明かしたとも伝えられています。
2025年8月の地下鉄停止のときと、どこか重なる話なんですよね。
翌日以降も、混雑は続きました。
9月6日は、午後5時以降の夜間入場が止められました。
その後も、会場内にいる人が55万人に達したら入場を止める、という方針が示されています。
1日に83万人以上が詰めかけて、入場制限をしたこともあったそうです。
当時は、あまりの混雑ぶりを皮肉って「人類の辛抱と長蛇」と呼ばれたこともあったと言われています。
車についても、数字が残っています。
会場の75万平方メートルの駐車場は、会期中に281万台以上の車で埋まりました。
ただ、道路の渋滞が何キロ続いたのか、何時間かかったのかという細かい記録までは、今回の調べでは確認できませんでした。
わかった範囲で、事実だけをお伝えしています。
去年、吹田の会場跡に行って思ったこと

ここで、私自身の体験を書かせてください。
去年、1970年の大阪万博の会場があった吹田まで、実際に行ってみました。
当たり前のことなんですが、ガラガラでした。
会場の跡地は、今は緑の公園として生まれ変わっています。
あれだけの人が押し寄せた場所なのに、そこにあったのは静かな空気でした。
そのとき、はっきりわかったことがあります。
来場者が多いと見込まれていても、閉幕後に使われなくなる場所には、駐車場を必要以上に作れない。
万博が終われば、広い駐車場は使い道がなくなります。
半年のためだけに、何十万人分もの駐車場をつくり、あとは空っぽにしておくわけにはいかないんですよね。
だから、開催中は「足りない」「混む」という状況が、どうしても出てしまう。
これは、誰かの準備不足というより、仕組みとして避けにくいことなんだと感じました。
花博についても、同じことが言えると思います。
駐車場が十分にあるとは限らない前提で、公共交通機関や乗り換えの方法も一緒に考えておくと安心です。
私が調べてみて感じたこと【体験メモ】
ここで、私自身の話をさせてください。
きっかけは、シンプルな疑問でした。
「過去の万博で、車や電車のアクセストラブルってあったのかな」と思ったんです。
それで調べてみたら、本当に、いろいろありました。
ゲートの行列、電車の運転見合わせ、バスの予約の手間、事前の予約システムの停止。
ひとつの万博に、いくつも出てくるんですよね。
調べるほどに、「万博に行くって、これだけ大変なことなのか」と感じました。
もちろん、すべての人がトラブルにあったわけではありません。
空いているゲートや、待たずに乗れたバスの話もありました。
それでも、記録に残るくらいのことは起きていた。
これが、調べてわかった事実です。
限られた期間の開催だから、トラブルはつきものなんですよね
吹田の会場跡に行ったとき感じたことも、まさにこれでした。
では、なぜ毎回、トラブルが出てくるのでしょうか。
私なりに調べてたどりついたのは、「期間が限られているから」という点です。
万博は、数か月のあいだだけ開かれます。
大阪・関西万博も、184日間でした。
普段は静かな場所に、短い期間で、ものすごい数の人が集まります。
そのために道路や駅、バスを用意しても、実際に何人がどこから来るかは、始まってみないとわからない部分があるんですよね。
実際に、大阪・関西万博でも、始まってから臨時の電車を増やしたり、バスを予約制にしたりと、少しずつ運用が変わっていきました。
つまり、開幕してから整えていく部分が、どうしても出てくるわけです。
私がここでわかったのは、次のことです。
トラブルは「起きるかもしれないこと」ではなく、「起きるものとして考えておくこと」。
そう考えると、気持ちが少し楽になりました。
慌てる前に、準備ができるからです。
花博に行く前に、こう考えておくと安心です

過去の万博から学べることを、いくつか整理します。
行き方は、ひとつに決めすぎない
大阪では、鉄道のひとつの路線に人が集まりました。
そのぶん、止まったときの影響が大きくなったんですよね。
花博に行くときも、電車で行く場合は、別の駅から入る道、バスを使う道など、第二の選択肢を頭の片隅に置いておくと安心です。
車の場合も、駐車場が満車のときにどうするかを、先に考えておくと慌てません。
帰りの時間に余裕を持たせる
大阪の例で大きかったのは、「帰り」でした。
最後の時間に電車へ人が集中するのは、どんなイベントでも同じです。
とくに夫婦でゆっくり歩くなら、混む時間を少し外して、早めに会場を出る日があってもいいと思います。
予約や手続きは、前もって一度試しておく
バスの予約が手間だったという話がありました。
当日に初めて操作すると、スマホの画面を前に立ち止まってしまうことがあります。
事前に、登録や購入の流れを一度見ておくだけで、当日の気持ちがだいぶ変わります。
天気と体調を、移動の計画に入れる
8月の夜、熱中症の疑いで搬送された人がいました。
暑さや寒さ、雨の日は、歩く距離や待つ時間がそのまま負担になります。
花博は、来年3月からの開催です。
季節や時間帯によって、持ち物や服装も変わってきます。
公式情報は、開催が近づくほど更新されます
大阪・関西万博でも、運用は途中で何度も変わりました。
花博も、アクセス方法や駐車場、バスの運行などは、これから更新されていくはずです。
だから、「今の情報だけで決めすぎない」ことも、備えのひとつだと思います。
私は、会場周辺へ定期的に足を運べる立場です。
公式情報の更新を追いながら、現地の様子も確認して、このブログで少しずつお伝えしていきます。
今日できることは、「行きたい日の行き方」をひとつ想像すること
ここまで読んで、「準備することが多そう」と感じたかもしれません。
でも、今日やることは、ひとつだけで十分です。
花博に行くとしたら、どの日の、どの時間に、何で行くか。
それを、ざっくりでかまいませんので、ご夫婦で話してみてください。
「車かな、電車かな」
「平日のほうがいいかな」
そんな一言を交わしておくだけで、あとの準備が選びやすくなります。
トラブルはつきものだと知っているあなたなら、きっと落ち着いて当日を迎えられます。